ザ・ファイター(2010年 アメリカ)
監督:ジョージ・O・ラッセル
出演:マーク・ウォーバーグ、クリスチャン・ベイル、メリッサ・レオ、エイミー・アダムス

アイルランド系の実在のボクサー、ミッキー・ウォードの波乱のボクシング人生をマーク・ウォーバーグ製作・主演で贈る。主人公の兄を演じたクリスチャン・ベイル、母を演じたメリッサ・レオがそれぞれアカデミー賞助演賞を受賞。
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アメリカ、マサチューセッツ州、ローウェル。低所得者の労働階級が暮らす寂れた町で、ディッキーは天才ボクサーとして人気者だったが、ドラッグで身を滅ぼし、過去に栄光にすがって生きている状態。そんな兄を慕う地味な性格の弟ミッキーは、実力がありながらも、自分勝手な兄と、マッチメイクに無頓着なマネージャーである母に振り回され続け勝利から見離されていた。そんなミッキーを恋人のシャーリーンは、家族から離れることが大事だとミッキーを説得するのだった。
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飛ぶ鳥を落とす勢いのジョージ・O・ラッセルの作品を観たことがなかったので、初鑑賞しました。大変面白かったです。
まずはスピード感。タイトルロールからリズミカルにスタートし、緩急をつけながらも失速することなく最後まで駆け抜ける演出は、とても心地良く感じました。
そして生活臭がプンプンする空気感。アメリカの寂れた町の、それも低所得者がひしめき合っているような地区の怪しい雰囲気、でもそれが普通の感じがとてもいい。そんな所から逃げ出さず、逃げ出せず、いるところがとても伝わってきました。
そして主人公を囲むどうしようもない胡散臭い人たち。魅力、というより存在感かな。アカデミー賞の2人はもちろんのこと、小さな役の登場人物までしっかり描いていて、好感が持てます。それにしても、クリスチャン・ベイルの病的な雰囲気は、怖くなりますね。とてもバットマンと同一人物とは思えませんでした。
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ただのボクサー映画と思って観過ごしてしまってましたが、これは観ておかないといけない映画ですね。この監督の他の作品も順に観ていきたいと思います。


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