ONE DAY(2011年 アメリカ)
監督:ロネ・シェルフィグ
出演:アン・ハサウェイ、 ジム・スタージェス

ある男女の出会いから23年を掛けて、7月15日というある一日を23回に切り繋いだラブストーリー。
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大学の卒業式の日、初めて言葉を交わした真面目で優等生のエマと、自由奔放な遊び人のデクスター。2人は何か惹かれるものを感じ一夜を過ごすが、一線を越えぬまま友人として付き合うことを選択する。作家志望のエマは思うようにいかずレストランでアルバイト、一方デクスターはテレビの人気司会者となり人生を謳歌していた。二人は親友として微妙な距離を保ちながら、それぞれの7月15日を迎えて行くのだが・・・
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年明けのバットマンで気に入ったアン・ハサウェイ。レ・ミゼラブルに引き続いて観ました。なんの予備知識もなく、ただアン・ハサウェイが出てるというだけで借りたのですが、予想以上に良かったです。一年のある同じ日を23年間に渡って切りとった映画なわけですが、コンセプトとしては、まぁこんなものかなと思っていたのに、最終的にはえらく泣いてしまいました。何人かの人の評価を見ていると後半の20分までが良かったという人と、そこからが良かったという人と分かれていますね。要は切りとった一日の積み重ねをどう楽しむかですが、僕は断然、後半が良かった。ネタばれは嫌なのであまり書きませんが、人生の中であまり意識せずにいろんな判断、選択をするわけですが、それが正しかったり、間違ったりして人生が大きく変わることがあり、そういう積み重ねをうまく纏めた映画だったのではないかと思います。後はコメントで話したいなぁ、と思います。
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監督は「幸せになるためのイタリア語講座」のロネ・シェルフィグ。デンマーク出身の女性の監督さんです。幸せになるための~も、欧州らしい一風変わった感じの映画でしたが、どこか爽やかさがあるのが今回同様、好感が持てます。たまにこういう見過ごしてしまいそうな映画がたくさんあるわけですが、観といて良かったなぁ、と恋愛映画評論家として思いました。アン・ハサウェイは確かにチャーミングではありますが、映画に恵まれてますね。
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