アナとオットー(1998年 スペイン)
監督:フレオ・メデム
出演:ナイワ・ニムリ、フェレ・マルティネス

8歳で運命の人と出会ってしまったアナとオットー。やがて義兄妹となってしまう二人の恋の結末を、運命のうねりの中に描いた異色のラブストリー。
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友達の蹴ったサッカーボールを追いかけていたオットー(OTTO)は、公園の中を走っていたアナ(ANA)と偶然出会う。名前も分からずに恋をしたオットーは、彼女の思いを綴ったたくさんの紙飛行機を校庭に飛ばすが、それをきっかけにオットーの父親とアナの母親が恋に落ちてしまい、二人は義兄妹となってしまう。しかし、お互いの名前が後ろから読んでも同じ名前であることに運命を感じた二人は秘めた思いを隠しきれずにいた。
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あった瞬間に運命を感じることって、それが大いなる勘違いであったとしても、ありますよね。ただそれが漠然としたものでなく、何かいろんな事柄で関係付けられると、その思いが確固たるものになってしまいます。そういう特別な想いが恋から愛に昇華していく様をこの映画は描いています。その結末はどういうものだったかは置いといて、二人の特別な想いに酔いしれる不思議な空気感のある映画でした。好き嫌いはあるかもしれませんが、僕は好感が持てました。
監督はスペイン人のフリオ・メデム。この映画も1998年と少し前の映画ですが知りませんでしたが、未公開の映画が多いですね。今、ちょっと気になってる「セブンデイズ・イン・ハバナ」で7人の監督の一人のようです。

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