500日のサマー(2009年 アメリカ)
監督:マーク・ウェブ

500日間の愛の行方を、男性の立場から描いたほろ苦い恋愛映画。
トムはグリーティングカードのコピーライター。ある日、社長秘書として入社してきたサマーに一目惚れしてしまう。内気な性格のトムは彼女のことが気になるも、自分からはアクションを起こせない。彼女と出会って4日目、エレベーターで好きな音楽の話をしたことで急速に距離が縮まり、28日目にしてお互いを意識し合う関係に・・・
サマーとの楽しい日々を過ごし始めるが、運命の出会いを信じるトムと、男性と真剣に付き合う気がないサマーとの間の微妙な溝が埋まらないことにトムは苛立ちを感じ始める。

恋愛に関しては、女性の方が早熟で、若い頃はこういう女の子に振り回されてしまうわけで、女心がわからなくてクヨクヨ悩むことが青春なんだなぁ、と思います。特に運命の出会いを信じる(信じてもいいとは思いますが)男の子はロマンチック過ぎて、彼女と出会って何日目とか、そういうことに重きを置いている限り、なかなか大人にはなれませんねぇ。まぁ、大抵、男は引きずるわけですが・・・

映画はそんなナイーブな男心を時に楽しく、時に感傷的に、そして時にシニカルに描いていて、最後まで楽しく観れました。


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