ジュノ (2007年 アメリカ)
監督:ジェイソン・ライトマン

サンキュースモーキングに引き続き、ジェイソン・ライトマン監督の
ジュノを観ました。

16才のジュノは好奇心から、男友達のポーリーとの一回きりの
セックスで妊娠してしまう。親友に打ち明け、両親に内緒で中絶を
選択したジュノだが、いざとなると、決心が揺らぎ、両親に打ち明けると、今度は出産を決意して里親探しを始めた。

10代の妊娠をテーマに、気丈に振る舞いながらも揺れ動く少女の
心を等身大のまま切り抜いた良作。
臭いがしそうなくらいリアルな生活感が、本当にその辺りに居そうな
アメリカの家族の風景をうまく表現しています。最近本当に映画の中にリアルさが失われつつある気がしてなりませんが、とってもリアルで親近感の持てる映画でした。2007年のアカデミー賞脚本賞を受賞しているようですが、生きた脚本、っていう感じで納得です。

サンキュースモーキングもそうですが、ジャンルはコメディなのかと
思いますが、それだけではない何かがいろいろ詰まっているのか、
非常に好感が持てます。厳しい状況でもどこかスッキリする魅力ある
映画を撮れる監督さんですね。
今後、期待していけそうな監督さんと出会えてうれしい限りです。


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