素晴らしき哉、人生 (1946年 アメリカ)
監督:フランクキャプラ
若い頃から、心優しく、そして有望な若者、ジョージ・ベイリー。
しかし、その優しさや正義感から、周囲の人々を助けて
ばかりでなかなか田舎町から出ることができず、ツキに
見放された人生を過ごしていた。
ある日、彼が経営する組合の大金を叔父が無くしてしまい、
どうすることもできずジョージは全てに絶望し、自殺を
試みるのだが・・・
先週の日曜日の朝10が満席であきらめかけていましたが、
数年ぶりに有休をとり意地で観に行きました。
・・・・観に行ってよかった・・・。
今の自分もそうですが、人生なかなか思い通りに行かない
ものです。その中で彼が周囲の人々のために自分を犠牲に
してとる判断、行動に、やるせなさと誇らしさを同時に感じ、
最初から涙腺緩みっぱなしです。
後半、映画らしい展開になっていきますが、正しい行動を
とること、自分を犠牲にして人々を助けることは、時に難しく、
そして厳しい結果になることもあるが、それでも前を向いて
歩いていこう、という気にさせられる、正しい映画でした。
直向に彼を愛する奥様がとても素敵でした。そして彼を慕う
家族と、友人たち。自分もこうありたいと思いますが、なかなか
うまくいきません。そういう時こそ、こういう映画を観て、
信念に対する勇気をもらいたいものです。◎