なかなか医者で痔ろうの手術をした人も珍しいんじゃないかと思い、
時間があるので痔ろうの手術前後の状況について医師と患者の立場から、書いてみようかと思う。

まず発症は昨年の10月頃、
飲み会続きで下痢が続いたこともあって、肛門周囲に軽い痛みと違和感を感じていたものの排便時は痛くないし、放置していた。

いつもは数日で痛みは無くなるものの、この日は急激に痛くなってきた。あまりの痛みに普段はあまり読まないハリソン内科学(内科医のバイブルみたいな教科書)を読むと、
血栓性外痔核または肛門周囲膿瘍がどうやら当てはまりそうだった。

痛みはお風呂に入ると落ち着くので、仕事中も何度かシャワーを浴びるという日々が続く。
これで完全に治るようであれば血栓性外痔核でいいと思われる。

幸い数日で痛みは軽減したものの、膿みたいなものが下着に付着する日々が続く‥
正直仕事が忙しいことと、痛みも我慢できる範囲内なこともあって、ガーゼをあてるなどで対処していた。

再び今年3月に肛門に出血と激痛が出現し、二回目はやばいと思い、
近くの肛門科クリニック受診。手術を覚悟して行くが、
「穴がでっかいねー。とりあえず抗菌薬と整腸剤で様子をみようか」とやや肩透かしを食らって帰宅するもののあまり改善はせず。
ちなみにこの時やられた肛門鏡が激痛だったので自分がやるときは出来るだけ優しくしようと思いました(^^;


ちなみに出された抗菌薬はクラビットだったが、腸内細菌をtargetにするとなるとフラジールとかのほうがいいのかなーとか思った。メイアクトとかフロモックスはやめたほうがいいです。

一週間後再度受診すると、
「あんまり変わらないねー。病院紹介するからそっちで入院でやったほうが良いかもねー」
と言われました。私もそっちのほうが安心であったので、素直に紹介状を持って紹介先の病院に向かいました。

ちなみにクリニックで気をつけたほうがいいのは
①すべて自由診療
②他院に紹介しない
ところだと思います。余程信用できるところでない限り、肛門科を有する病院で手術をするべきだと考えます。

少し省略しますが、二回目の外来で手術日が決定。
四泊五日の入院となりました。

1日目は夜にお粥と副菜をいただくだけ。
2日目にいざ手術。

手術前に点滴をとり、脊椎麻酔を施行されました。
いつも脊椎麻酔をやる立場なのにやられることになろうとは‥
とか考えてるうちにお尻から下が痺れてくる。
脊椎麻酔スゲー

結局手術は30分程度で終了。
部分開放術+シートン法でした。

その日はベッド上安静でしたが、段々と足の感覚が戻ってきて、お尻が痛むのか?
と恐怖でしたが、あまり痛くない。
どちらかというと麻酔がさめるまでお小水が出ないほうがずっとキツかったです。

手術後1日目
歩行可能。やっぱり自分で歩いてトイレに行けるのは良いですね。
排便時もあまり痛くなく、血と浸出液がガーゼに染み込んでいる程度。

とりあえず現在の経過を書いてみました。

注意点をまとめると
①痔ろうは自然軽快せず、悪化はするので出来るだけ早くクリニック、病院に行く。
②クリニックから病院へ紹介してもらう。
③下痢にならない生活習慣をつける(食事、運動、夜にお風呂に入る)
④出来るだけウォッシュレットでキレイにして、トイレットペーパーでごしごし洗わない
⑤温めると痛みが和らぐ。(お風呂とか貼るホッカイロとか)

とかですかねー。辛いもんです。