最近、親しい友人と就活について話していた。
彼は自分より人学年上なため、すでに就活をおえている。
その彼の就活観で「おもしろいな」と思った部分があったので、少し紹介したい。
自分は今まで、「実際に行ってみて」判断する、という方法で、業界選びをしていた。
しかし、彼曰くそれは「時間とエネルギーを有限だとしたときに、効率が悪い」というのである。
確かに、説明会やセミナーに足を運ぶだけでも結構な体力を消費するし、時間もかかる。
そしてその時間は、外部からの情報収集に力点が置かれているため、それを自分の「軸」()と照らし合わせるとなるとより多くの時間が必要となる。
そうするよりも、自分の中である程度絞ったうえで説明会等に参加した方が良い、というのが彼の結論である。
ここでひとつ例を紹介したい。
世の中には、将棋の棋士、という職業が存在する。
棋士は将棋における勝利を目指して日々試行錯誤しているわけだが、将棋には実は1手1手に対し、それぞれ80通り以上の打ち方が在る、と言われている。
もちろん、80通り一つ一つを勘案していたら、時間はいくらあっても足りなくなってしまう。
そこで棋士がどうしているかというと、その80通りの打ち方の中から、3手程度を選び出し、その3手についてまず考慮しているのである。
その3手のどれもがうまくいきそうにない場合、そこで初めて他の77通りの手段に目を向ける。
なぜ、棋士がそうした方法をとっているか。 その一つの理由として、効率が良いからではないだろうか。
ここで、棋士ではない就活生の自分を考えてみたい。
自分の将来の選択肢としては様々な、それこそ80通り以上の選択肢が存在していると思う。
しかし、その一つ一つに当たっていき、最良の選択肢を見つめる手段をとるのではなく、自分の中にある程度落とし込んだうえで、臨んでいった方がいいのではないか。
友人と話していて、そんなことを思うようになった。
