今日、ご相談のお客様の中に蕁麻疹(医師によって診断される)
の方がいらしゃいました。
二か月、抗アレルギー剤、セレスタミン、ステロイドの軟膏で
いっこうに良くならないということでの相談です。
蕁麻疹といっても難治のものがあるのでこういった患者さんが
いるかもしれません。
西洋医学では上のような処置が一般的で非難されるべきもの
ではありませんが
この治療期間に原因がどこにあるのか問診して原因を
しぼりこんでいくのが普通だとおもうのですが、ただ薬剤を
処方されるだけで、二か月たってしまいました。
中医学的にみていくとどのようなものが考えられるでしょうか。
①胃腸湿熱型
②血熱型
③表虚型
④気血両虚型
⑤衝任不調型
⑥心脾両虚型
もちろんこれだけではありませんが、この中から原因を求めて
いくのも大変なことです。
ここには情緒が関係しているものがあまりありませんが、最近は
心因性のものもたくさんあるようです。
このような作業を経て最終的に処方がきまります。
パターン化された治療で終始できる西洋医学が羨ましくなります。
それでも二か月も患者さんが通院してくれます。
漢方の勉強は遅々たるものですが、誰かが続けていくしか
ありません。
一般に広めるという目的の為、安易な考えで後退させられ
ません。