雲南中医学院第一附属医院(皮膚科研修)① | 群馬県・桐生 仁盛堂漢方薬局の一日(中医学基礎)

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 漢方薬局で30年以上相談をしています。
毎日新しい発見あり、毎日が勉強です。
お客様の相談を中心に記録していきたいとかんがえています。

皮膚疾患(アトピー性皮膚炎)・不妊症相談・精神疾患など
のご相談を得意としています。

 

 今回、中国雲南中医学院付属の皮膚科医院で臨床実習

することができました。


 2班に分かれ、実際中医師が診察する場所で見学出来

中医師が翻訳してくれ、どのように治療しているのかを詳しく

説明してくれ、処方まで教えていただけたのは非常に勉強に

なりました。


 次々に患者が続き、すべて聞き取るわけにいきませんでしたが

貴重な経験なので一生懸命、他の方についていきました。


 どういうわけか、私の班では痤瘡(ニキビ)の患者さんが多かった

ため、改めてニキビ治療の復習をかねてまとめてみょうと

おもいました。


 まず西洋医学ではニキビの原因は、思春期になり男女とも

アンドローゲンにより脂腺が発達し機能亢進し、皮脂が多量に

産生され、皮脂中のトリグリセライドが、アクネ桿菌によって

遊離脂肪酸になり、炎症を誘発すると説明されています。


中医医院では、ほとんど外用も併用していますがこれらは

日本で使用することができず、その理論から、似た生薬を煎じて

その煎じ液でシップしていただくような方法になろうかと思われ

ます。

 たとえば、ほとんどの方が痤瘡膏というものを処方されていました。



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 主薬は一時だけ「美魔女」で話題になった紫根、あの時は当店にも

数十人のお客様が来店され、購入されました。現在使用されている方は

いません。


 この紫根は漢方では「涼血薬」で皮膚疾患にはよく使われます。

この他、黄連、黄芩、竜胆の「清熱燥湿薬」、蚤休の「清熱解毒薬」

これに「硫黄」が配合されています。


 次回は中医学の教科書でニキビをどのように分類しているか

ご説明いたします。


 その後,個々の症例を紹介していきたいとおもっています。