自分は商売に向いていない | 群馬県・桐生 仁盛堂漢方薬局の一日(中医学基礎)

群馬県・桐生 仁盛堂漢方薬局の一日(中医学基礎)

 漢方薬局で30年以上相談をしています。
毎日新しい発見あり、毎日が勉強です。
お客様の相談を中心に記録していきたいとかんがえています。

皮膚疾患(アトピー性皮膚炎)・不妊症相談・精神疾患など
のご相談を得意としています。

 

 退屈な話、長々と聞くのがつらい。

最近、退職されて時間を持て余している人が多い。

本当に多くなっている。


そういう方がよく訪れる、応待苦慮の状態だ

次の仕事がまっているのに、不安焦躁がつのる。


 開店しているのだから同じだろうというがそうではない

むだに時間を費やしたくない。(気鬱の病態だ)


 もし時間があれば、本を読んだり

音楽を聴いたりしてボーットしていたい。

お客様のいないときは、気を解放しておきたい。


 休日なども電話がうるさくなる。(外邪侵襲)


 自分の体調が万全でないのもある。

この季節、外湿が高くなる、最悪の状態。(湿邪不化)


興味のない話を、いつまでも聞いているのは我慢がいる。

自分の気持ちを殺し我慢をすることがにがてだ。(不楽鬱滞)


 他人の噂話などどうでもいい。

いろいろ感想や同意をもとめられても関心がないのだから

相槌うつのもおっくうになる。


 そろそろ帰って下さいとストレートに言えるほど、人に

嫌われたくもない。(こちらの気持ちをくんでほしい。)


 前日のお客様、忙しいから電話で、ポイントだけ話しておくからと

長電話、難しそうなので、時間に余裕のある時来店してくださいと

おねがいする。まったく相談にならない。(肝鬱化火)


 次の日、タクシーに乗ってこられ、またあれやこれやどうでもいいことを

長々と話され、問診に必要なことはいつまでたっても相談できない。

そして自分は時間がないとおっしゃる。


 こういうお客様はおことわりするに限る。


 最近、わがままなお客様が多く大変疲れる

人の話を聞くのが商売だとおもうが、無意味な話は

時間を浪費していると考えてしまう。


 わたしも若くはない、時間は貴重だ


 最近つくづく思う、自分は商売に向いていない。