これまで何度か書いているように「大学受験科」というブログタイトルですが、高校受験をする中学生も担当しているので、今回は昨日行われた大阪府公立高校入試から英語C問題を解いてみた感想を書きたいと思います。

大阪府の公立受験に関わる人なら、大人子供に関わらずご存知の、英検2級を持っていれば80%に得点換算してくれる、あのC問題英語です。

なお、私が今日新聞で解くことができたのは筆記試験のみで、「めちゃくちゃ速い」という噂のリスニングの音源は未だ入手していないのでご了承ください。

さて、数学のC問題が「問題そのものの難しさ」であるのに対して(今年は問題そのものも簡単でしたが)、英語は「時間内に解くことの難しさ」であります。

30分で大問が7題あり
大問1〜穴埋め
大問2から大問6〜やや短めの文章
大問7〜ライティング

となっています。

個々の設問は、東大京大に沢山の合格者を輩出する難関私立高校の問題に比べれば、「標準的」だとは思いますが、

During the exhibition, June 10th became the “Day for celebrating time” because on that day over 1200 years (      )that year, the first clock was used in Japan.

(        )に入ることばを
アafter イagoウbeforeエsince
から選べ

なんて問題が出ると、中学生はかなり迷うのではないでしょうか。

兎に角、過去のC問題も大抵そうでしたが、時間が少ないのです。

私は東大も京大も関関同立も英語は20分ぐらい時間があまり、近大は30分時間があまるのに、この高校入試の英語C問題は制限時間ギリギリです。

なんなんでしょう?

結論
英検2級を絶対にとっておくべし。(毎年同じ結論)

ただ、このままいけばC問題英語の意味がなくなるので、あくまで可能性の話ですが、近大のように2級が満点扱いから70%保証扱いヘ格下げ(2級a合格なら85%)、つまり、英検2級が「保険」としてしか役に立たない時が来るかもしれません。また、いっそのこと英検優遇制度なし、になるかもしれません。

あくまでも「かもしれません」という言い方ですが。