すっごくコアで、身近な内のお話なのですが
N氏曰く「ハーレムビートっていう昔のバスケ漫画あるんすけど、主人公がシュートして『その技なんていうの?』って観客だかに聞かれて『エアだけど』みたいにすっとぼけて答えるシーンがあるらしく、O氏が『バスケにそんな名前の技ねぇよ!』って納得しなくて怒ってるのが面白いんです」
その話を聞いたスラムダンクよりハーレムビート派のU氏&スラムダンク派だけどハーレムビートもなんとなく読んでいた某は、
「そんな場面あった?」
「主人公そんなキャラだっけ?」
「エアっていう技自体はないけどマイケルジョーダンが滞空時間長くてエアって呼ばれてたから一応筋は通るけど…」
と、プチ困惑。
じゃあそのうちブックオフとか古本屋で探して検証してみましょう!ってその話はその場では締められました。
数日~数ヶ月経ち、誰もその場面、通称「エアだけど」を見つける事はできませんでした。
更に月日は流れ、その話自体忘れかけていましたが、某が勉強の為休日に一日中漫画喫茶に篭っていた時、たまたまふいにその話を思い出し、ハーレムビートを全巻チェックして「エアだけど」を探してみる事にしました(30巻くらいあるのでパラパラ読みですが)
が、それでも見つけられず、更に時は経ち(最初の「エアだけど」話からおそらく一年くらい経過)、また漫画喫茶に行く予定の某がN氏に、
「エアだけどの場面、何巻くらいかO氏に聞いておいてよ」
「12~3巻のインターハイ決勝終わった翌日の登校日らしいです!」
ついに有力情報が!今度はピンポイントで10巻あたりからちゃんと読んでみました。
で、いよいよ12巻あたり!ライバルらしき高校との熱いバトルが終わり、恐らくこの後いよいよ「エアだけど」の登場か?ってにおいがぷんぷんな展開!!
が!ストーリーはまだインターハイ予選リーグ中で、インターハイ決勝翌日の登校日なんてまだまだ先。
O氏が22~3巻(この巻あたりがインターハイ決勝)と勘違いしてるのかもと思い、その辺もチェックしてみましたが、それでも「エアだけど」は出てこない。
「O氏の釣りとかガセだったんすかね」
と意気消沈。「エアだけど」は完全に迷宮入り、都市伝説となってしまいました。
そんな経緯に、某はなんとなく糸井重里の徳川埋蔵金騒動を思い出しました(そんな感じのテレビ番組シリーズがあり、埋蔵金が見つかる見つかる!って何回も特番で放送して大騒ぎしましたが、結局埋蔵金は発掘されず、何だかんだでお蔵入り)
で、またまた月日は流れ、昨日(9/18)の話。
休日にまた勉強の為と漫画喫茶に入り浸る某。
もう「エアだけど」の事はお蔵入りとして完全に頭から消えてましたが、最近ハマっている都市伝説のネタにとMMR(マガジンミステリー調査団って感じの略)って漫画を読み返していたところ、たまたま近くにあったハーレムビートが目に入ってきたので、(ほぼ諦めてはいたのですが)数巻ランダムに手に取りパラパラ読みしてみると…なんと!ついに!!!
インターハイ決勝の翌日って事じゃなく、インターハイ都(県)予選トーナメントの決勝、全国大会前の登校日って感じの場面でした!(10巻あたり)
なので、O氏の情報は正確ではないが、外れてもいなかったのです。
パラパラ読みの時などに一応チェックはしていたはずなんですが、ただこんなちっちゃい場面(小ひとコマ)とは思いもしなかったので、完全に見逃してました。
イメージ的には、
(…ざわ)女子「キャーッ!」観客「なんだ!その技は!」(…ざわ…ざわ)ときて、最後の大ゴマ主人公が「ん?エアだけど…何か?(ドヤ顔!)」みたいに言うシーンを思い浮かべていたので(苦笑)
足掛け一年以上に渡る長かった「エアだけど」のお話は、あっさりとした結末でしたが、なんとか幕を閉じました。
以上これが、いま現在世間で騒がれている安保法の陰に隠れた都市伝説「エアだけど騒動」の真相です。
信じるか信じないかは、あなた次第!