グレート・ブリティッシュ・ビール・フェスティバル(8月7−11日、於:オリンピア)
2018年8月7日、初日のグレート・ブリティッシュ・ビール・フェスティバルに行ってきた。 オリンピアの会場では、英国のみならずアメリカやヨーロッパのビール、地ビール、サイダーやワイン、ジン、コーヒー約900種類が楽しめる。我々の目的は英国のビールとサイダー! 一般入場開始の夕方5時前から、長蛇の列。でも殆どがウェブサイトでチケット購入済みと見られ、スムーズに入場。まずはイベントで使用するビールグラスをピックアップ。タンブラー型とワイングラス型の2種類、サイズはハーフパイントと1パイントのもの。2018年のイベントロゴ?協賛会社のスナックのキャラクターやロンドンアイ、ロンドンタワーブリッジ、ビッグベンがカラフルに描かれていて可愛い。期待が高まる! 会場にはフラーズや、グリーン・キング等大手のビールメーカーやその他の英国国内や海外のビールメーカーのビールが飲めるスタンドが沢山。ハンバーガーやパイ等のフードテントもあってワクワク。 まずは、本日の我々の一番のお楽しみだった、イベント主催団体(CAMRA:Campaign For Real Ale)のビール品評会で入賞したビールの試飲会の場所を確認。その前に、まずは軽くサイダー(リンゴを発酵させたお酒で、口当たりは良いけれどものによっては普通のビールよりアルコール度数も高い。)で喉を潤し、腹ごしらえを・・と、サイダースタンドへ。甘いものからドライなものまで、6段階程のカテゴリーから選べる。甘いものよりはドライなものがいいと、二番目にドライなカテゴリーから2種類試させてもらう。その上でハーフパイントを購入。夫もまずはと3分の1パイント購入。あ、グラスの大きさに関係なくそんな買い方が出来るのだ〜。 と、ここで二人合わせて現金が約10ポンドと判明。会場では一部のフード店を除いて現金支払いしかできない(汗)。現場のATMは我々の海外カードに対応しておらず、現金調達のためには一旦外に出るしかないとな。 それでも試飲イベントに備えて、チーズフランクドック(5ポンド)とスコッチエッグ(2ポンド)を購入。チーズフランクはアツアツでなかなかのうまさ。スコッチエッグは試飲イベントでの口直し用にとっておく。このとき、ごくりと飲んだサイダー、、が、しかし、味見の時と違って凄く、すごーく酸っぱく感じてびっくり。ちょっと試飲しただけだと、サイダーの味ってわかんないのかな・・・これからは、もう少し甘めのものにしよう、今日はビールにしておこう、と思った(汗)。 さて、お待ちかねの受賞ビール試飲会場へ。二階の別室。白のテーブルクロスがひかれた机の上にグラスが並んでいる。既に前の方の列はいっぱい。後ろから3列目に2席分の空席を見つけて確保。グラスは各席に7つ。ひとつは水用なので6種類飲めるらしい!さて、どんなビールが出てくるのか! ちなみに、夫は大のビール好きだけれど、私はワイン好みでビールの苦みはちょっと苦手。ビールの好みはあるけれど、知識はない。そんな私にとって、イギリスのビールは日本の軽い味わいでのどごしを楽しむ感じとは違って、もっと苦みが強くて、味のバリエーションが豊富で、個性的な感じ。私的にまずい英国ビールは、水っぽいとか、酸っぱいと感じるもの。 さて、品の良い老紳士の説明が始まる。心に残ったエールとラガーの違い。エールは発酵を1週間程と早く進めて熟成させないもの。提供される温度も11〜14度程度なんだと。これに対してラガーは、発酵後、比較的長期間(例えば3ヶ月)熟成させ、提供する際は8度位とな。 ビールの試飲開始。 マイルドの部(Mild)から。説明者の説明、飲み方を見たところによると、ビールをよくよく味わう飲み方は、グラスをぐるぐる回してビールを少し泡立てるように香りを立たせて、くんくん、しつこく、しっかり匂いをかいで、口に含み(はじめの味わいを感じつつ)、ゴクリと飲み干す(後味を味わう)、という感じらしい。 ふむふむ、Mildの金賞受賞ビール、グリーン・キングのXX Mild。決して水っぽくなく重くもない、珍しいホップの味わい。爽やかな後味。悪くない。 そして、次のGolden Aleの部。このカテゴリーで金賞はSalopian Brewing CoのOracle。私的には全部飲んでみて最高と思えた。何と言っても、フルーティーな香りがとっても良くて、苦みが上品で、後味が爽快!イメージ的にはグリーン地のキャンバスに白の大輪の花が映えるような?!芸術的とも思える味だった。 その後Bitterの部、 Best Bitterの部、Stoutの部とそれぞれ金賞ビールを頂く。ビターはやっぱりちょっと苦手。私は元々苦みが少ないスタウト(黒ビール)が好きなので、やっぱりスタウトは美味しかった。Siren Craftのその名もBroken Dream Breakfast Stout(今回総合1位に輝いたビール)。甘くも感じる深みのある味わいで、アルコール度数は6.5。ガツンと夢から醒めるような、朝ご飯に飲んでも美味しいビールって感じ!? それから、更にアルコール度数が高いBarley Wines/Strong Old Aleのカテゴリー、金賞受賞のビールはGreen JackのRipper(切り裂きジャック(Jack the Ripper)を連想させる、今回総合2位に輝いたビール)。アルコール度数は更に高い8.5、ワインのような深い味わい、甘み。勿論、美味!好み!!チーズなど癖のある食材との相性もばっちりとのこと。Brexit Winesとの説明もあり。参加者から軽く笑いが出たかな。昔は英国ではワインが珍しく、ワインのようなビールを作ろうということでBarley Winesが作られたとのこと。イギリスがEU離脱したら、またワインが高くなって、バーリーワインが売れるんじゃ?!ってことで言ったのかな?? これで終了。最後まで飲んでもやはり、Golden Aleのオラクルが一番と思えた。私的にはこれで、本日のビール許容量まで行った感じ。あとはちょこちょこ味見と、つまみが楽しみというところ。 下のメイン会場でビールスタンドを見て回る。ビールの説明を読むと好みかどうか大方分かる。その他のカテゴリーの受賞ビールで心に残ったのが、ブラジルコーヒーとバニラ風味のポーター(Colchester BreweryのBrazilian Coffee & Vanilla Porter)!それから受賞ビールではないけれど、ココナツミルク風味のスタウト(Brew YorkのTONKOKO, Milk Stout)とか。他にもあったな〜。 うーん、これは旅してその土地のビール飲むのが、相当楽しそう。ロンドンのパブでも、今回の受賞ビールの作り手の他のビールを探して飲んでみよう〜と、夢が広がる。広がる! 色々なスタンドで味見をさせてもらいながら、残った数ポンドで3分の1パイントを1.5ポンド程でいくつか買って楽しむ。 最後にグラスを返却して、6ポンドを手にする。食べてみたかったポークパイを二つ(6ポンド、今朝頂く。塩味強めの肉まん的に美味。)、無料でいくらでも味見させてくれたクリスプ(イギリスではポテチをクリスプと呼ぶ)屋さん(PIPERS)でチェダーオニオン味(2ポンド)を買って、お財布はすっからかん! 旦那様は、牛の角で出来たビールグラスに大興奮!カードが使えると喜んで購入(18ポンド)、あと、ビールとチョコレートのマッチングを勧めていたお店(ODDFELLOWS)でもカードが使えて、珍しい味のチョコ2種類(レモングラスのホワイトチョコとライム&ジンジャー味のミルクチョコ)を購入(4.5ポンド)! 大満足して、会場を出たのは22時過ぎ。外はロンドンに来て2回目の雨。バスに揺られて、ロンドンの夏の風物詩、BBC PROMS(プロム)のコンサート会場になっているロイヤル・アルバート・ホールを過ぎると、丁度コンサートが終わったところらしく、大勢の人が乗り込んできた! 家が近かったら、毎日ビールひっかけに通いたかったね、プロムのコンサートにも行こう!等と話しながらロンドンの夜景を楽しんで家に着くと雨はすっかりあがってました。楽しかった〜 CAMRAのグレート・ブリティッシュ・ビール・フェスティバルは11日まで。来年2019年は2月19日〜23日にも開催されます。ぜひぜひお試しあれ!