今年の大河ドラマ"江"ですが、私、欠かさず見てます。
幼少期が長過ぎるとか、10歳程度の子供が信長に意見するなどありえないとか、
上野樹里が”のだめ”のままなど、批判も多いこの作品。
それでも、私的には面白く見ています。
信長と光秀、秀吉と利休、江と淀、江と福(春日局)などの人間関係が良く描かれて
いると思います。(史実と違うことがあるとしても、ドラマなので多少?の脚色は良い
かと。)
戦国武将としてのカリスマ性、器の大きさの違いによる葛藤(信長を超えられない
秀吉、家康を超えられない秀忠)や自分の思いを貫こうとして暴走してしまう人々
(三成、淀、福)など、考えさせられることもいろいろありますね。
「人は生来の資質とそれを育てる環境があってこそ開花する。
育てる環境は一律ではなく、十人十色である。」
「人は欲深き生き物である。
欲張れば強情になり、欲を無くせば生きる推進力を失う。」
今の自分には・・・欲がないですね。
もっと前へ、もっと高みへという気持ちが強くなれば、日々の生活が輝くのでしょうか?
秀忠は2代将軍になったものの、実権は父家康が握り続け、結局秀忠は自分の思い
を貫けない。そんな環境に彼は苛立ち、自分の生い立ちを恨んだことでしょう。
そんな秀忠と今の自分をラップしてしまうことがあります。生い立ちは恨んでませんが
やはり、環境が今の自分を卑屈にさせ、欲を無くし、推進力を失ったと。
最終回に向けてのあと4回。秀忠がどのようになっていくのか期待です。