これはものつくりを通して人を喜ばせるには
とても大事なテーマ。
兎にも角にもヒトは落差に弱いもの
ギャップ、またはオチってのは大事ですよね。
これらは人が持つ固定観念、既成概念が何らかの形で覆された、裏切られた時に生まれるわけです。そしてその落差が大きければ大きいほど人のココロは大きく突き動かされるという。
これを「ダローガウム落差現象」
というそうです。
(出典 the-hideki: 2015, 弁当大学)
ワタスのココロが大きく突き動かされたある出来事を紹介します。
それはもう、え~~~⁇⁇⁈違うの?って話です。
つい先日のコト。
小さい子供を連れてスーパーで買い物をしていたときのことです。
たくさん買い込んでカゴはいっぱい。
支払いを済ませると、
子供が「ダッコ」「はいはい、仕方ないね」とカゴを両手で持ち、子供を右手でうまく抱えて、カゴをドン。
抱っこしたまま袋詰めしようとしていたら、
背後から感じる視線。
「めんこいな~」
(Neo Sendai弁)
「んだなや~」
英訳:She is so cute, huh?
Absolutely ~!
見るとあずき色っぽいジャージを着た年の頃70オーバーの男老人と、グレーのスエット上下に緑のダウンベストを着た女老人。
爺様は紺色が色褪せたようなキャップを婆様は黒のニットキャップをかぶっている。
爺様はティアドロップ風のサングラスをかけ、黒糖パンみたいに色が黒い。いかにも釣りが上手そうである。
婆様は顔がシワシワで、かぶったニットキャップからほとんど真っ白でボサボサの髪が無造作にはみ出している。
どうやら二人は先に袋詰めを終えて、ワタス達を見つけたようだ。
心の声:パジャマ…?この方達はおしゃれ…なのか?まあ、でも似た者老夫婦ってことか。
爺「ほれ見ろ、お父さんに甘えたいんだべー」
婆「んだなや~」
ワタス「(^^;;」(袋詰めをしながら)
爺様のキャップには読みづらい英語の筆記体で良く見ると「マリーン」的な事が書いてある。やはりそうか。
婆様のニットキャップには忘れもしない、黄色い刺繍で
「Proud to be yellow」
(黄色人種であることに誇りを持て!)
とある。
心の声:これは…自分へのメッセージなのか?それともワタス?…いや、爺様へ…⁈
しかし爺様は黒い…
爺「一歳ぐらいだべか?」
婆「んだなぁ」
話し掛けているのか…二人だけの会話なのか。この二人、絶妙な距離を置いている。
恥ずかしがる子供と袋詰めをするワタスの肩越しに微笑ましく見つめる二人。
とても仲が良さそうだ。
ワタス「子供好きなんですね」
爺「んだなぁ、めんこいものな。」
婆「ウチにもこんな時あったなや」
子供の話か…?
だとしたら今何歳くらいなのか。
一体どんな子供なのか…
いや、そんなことはもはやどうでもいい。
むずかる子供を連れて早くこの思いビニールパンパンの荷物をどこかに置きたい。
何より老人だと思っても、この二人、なんか怖い…
すると子供の手を持って、
爺「うまいものいっぱい食えよ。」
婆「ほら、やめろ、触るな、恥ずかしいんだべ。」
爺婆「んでは、帰るか」
ワタス「さよなら~、どうもありがとうございました。(^^;;」
一緒にスーパーを出ると、
思わず、
「え~~~⁇⁇⁈違うの⁈‼︎」
何と爺様は左に、
婆様は右へと何事も無かったかのように互いに背を向け無言で歩いていくではないか‼︎
そう、二人はたまたまスーパーに来ていた見知らぬ爺様と婆様だったのです。
似た者同士の老夫婦だろうという固定観念が生む落差
見事ダローガウム落差現象にはまってしまった…ワタス
くそ、なんか…損した…
でもなんかやられた。
その時思った。
この落差を作品に活かそうと…
ってできるか‼︎
