電子ピアノ 鍵盤修理③

Roland HP2800 Digital Piano

鍵盤の奥に「疑似」ハンマーが見えます。

 

このハンマーが電子ピアノの樹脂でできた鍵盤に

本物のピアノのような適度な重さとタッチ感を与えているものと

思われます。

なので、とっても重要な部品なんです(^^ゞ

この疑似ハンマーは鍵盤を外すとそのまま

持ち上げることができるので、

少し持ち上げて鍵盤奥の方向にスライドさせながら

ハンマー根元部分をさらに持ち上げてハンマー部分を

鍵盤フレームの穴2か所を通しながら抜き取ります。

 

 

抜き取ったハンマーのウエイト部分がコレ。

経年劣化でほぼ全部のハンマーに樹脂部分の割れがあって、

中でも異音の出ていたのが右側のものです。

クラックが大きくなって、樹脂部分と鍵盤フレーム部分に接触

するために音が出ていたようです。

 

ストーブで熱を加えて形を修正してボンドで固めていきます。
あまり厚塗りするとフレームの穴を通らなくなります。
 
今回はとりあえず異音の出ていた2本を処置しましたが、
また再発する可能性があるため、後日全部を処置する予定です。
 
仮組して先生にチェックして頂き、
 
元通り組み上げて無事終了。
 
最初はクッション材のフェルトがヘタってたのかなぁなんて
思ってたのですが、開けてびっくり意外な原因でした。
 
現在はおそらくメーカーからも部品は出ないでしょうから
次回は耐久性を持たせた修理を行いたいと思います。