皆さんはレザークラフトの手縫い糸は何を使っていますか?

 

私は最初はエスコード等の麻糸を使っていましたが、

後に強度と糸止めが楽なビニモやシニューをメインに使ってきました。

 

自分の好み的にはシニューの方が出来上がりの雰囲気が好きなのですが、色の種類が少ないことと、糸を割く手間を考えるとビニモがベストなのかな~と思っていましたが、

最近「組紐」タイプの糸があることを知り、早速取り寄せてみました。

 

1つは五助屋レザーさんで取り扱っている

「Yue Fung Poly Braid Thrad」、

もう1つはMEISIJAPANさんで取り扱っている

「Xiange Braid Waxed Polyester Thread」です。

 

エスコードやビニモは細い糸を撚り合わせて

1本の物にしている撚糸と呼ばれる物で、

撚っている方向と逆にねじると解れてきますが、

組紐は糸を編み込んでいるため解れ難く、

縫っている際に撚りの方向を気にする必要が無いとの事。

 

ちなみに手持ちのビニモを解いてみたら「3本撚り」でした。

 

今回購入した糸はどちらも細かく編み込んで合って

私の携帯カメラではしっかり写せませんでしたが、

ねじってみても解れませんでした。

そして触った感じは丸いというよりは少し四角い感じがします。

 

ヨーロッパ目打ちの9本目、太さ0.45mmの糸で縫ってみたらこんな感じ。

糸の太さにもよるのでしょうが、

ビニモに比べるとシャープな雰囲気になる印象を受けました。

 

縫った感じですが、滑りが良く非常に縫いやすかったです。

ただ長い期間ビニモ使っていたので針の穴に糸を通すのに大苦戦・・あせる

糸先にワックス付けて、平たく叩いてを何度も繰り返す羽目に。ホント何年かぶりに手縫いワックス触ったなぁ。

 

YUE FUNG製、XIANGE製両方とも試してみましたが

違いは感じられず、どちらも縫いやすかったです。
編み方が違うとかなのかしら。

 

又、どちらの商品もそうなのですが、ボビン(?)の端の部分が上下に開閉する事が出来て、糸を挟み込むことが出来ます。

これは本当に便利で、糸がびろ~んと伸びてしまったり、

糸先がどこにいったか分からなくなる事が防げます。

(この機能があることを買って1週間くらい経って気付きました・・)

 

太さは両社ともに0.45mmと0.55mmの2種類。

色の展開はYUE FUNGが53色、XIANGEが48色。

 

思い切って両社のサンプル帳を取り寄せてみました。

 

こちらがYUE FUNG。

 

こちらがXIANGE

 

2つのサンプル帳を見比べてみましたが、私には全く一緒の色味に見えました・・・。

001とかのコードも同じなので、作っている工場が同じなのかしら。

 

ちょっと私には製品の違いに関しては判断できませんでしたが、縫い易いし自分好みの綺麗な仕上がりになるので、

今年はヨーロッパ目打ちと組紐タイプの糸で作品を作っていこうと思います!

 

■「Yue Fung Poly Braid Thrad」

五助屋レザーさん

 

■「Xiange Braid Waxed Polyester Thread」

MEISIJAPANさん

 

又、調べてみたところ革道具MIYAZOさんでも、

「ポリコードワックス」という組紐タイプの糸を販売されていました。

8本の糸で編み込まれているとの事ですので、

もしご興味のある方はチェックしてみてください。

 

■「ポリコードワックス」
革道具MIYAZOさん

 

 

今回紹介させていただいた3つの店舗で購入させていただいた際に付けて下さったオマケ。

毎回では無くても、こういうお心遣いが本当に嬉しいし、ありがたいですね。

 

少しでも皆さんの参考になれば幸いです虹