日ハムだけでなく、セ・リーグを含めた他の球団にとっても痛い。交流試合の目玉がなくなった。特に東京ヤクルト。荒木大輔コーチとのツーショット見たかった。

 調子づいているチームでは、主力ばかりでなく日替わりのヒーローが誕生する。昨日5月3日の東京ヤクルト-中日ではリードしていたヤクルトが終盤追いつかれたが、再び突き放したのは代打の代打、飯原の一振りだった。


 飯原は6年目の選手。昨シーズンは自己最多の15本塁打を記録した。内角球もうまくさばける強打者。今シーズンも頑張りが期待できる。

 世界フィギュア選手権、安藤美姫選手がフリーで逆転優勝した。すごいね。おめでとうございます。

 かつては弱々しい印象で勝利から遠のいていたが、最近の安定感は何だろうか。もちろん選手個人のスキルの向上があるのだが、チームとしての状態が極めてよいのではないかと考えられる。

 東京ヤクルトは昨年、現監督の小川監督代行になって生まれ変わった。今年もその勢いは続いている。フィギュアスケートは個人競技で野球のような集団競技とは違うが、マラソンのような個人競技であっても、世界のトップレベルで戦うには一人では無理だ。コーチ、トレーナーほかさまざまなスタッフのサポートは不可欠だ。

 安藤選手もこうしたスタッフに恵まれているのだろう。また強いチームにはムードメーカーのような選手、スタッフがいる。苦しい時でもムードメーカーの一言で元気が出ることは珍しくない。

 安藤選手は本当に滑るのが好きなのだなといった演技だった。

 東京ヤクルトは4月30日、阪神に破れ連敗。敗因を分析し次につなげてほしいが、やはり先発が早々に崩れては全体の戦意にも影響が出る。


 前回の登板で前半は好投した増渕が一回早々つかまった。甲子園の阪神の応援はすさまじいから萎縮するなといっても無理だが、あれだけのスライダーをもちながらもったいない。力はある。気持ちのうえで優位に立とう。


 同じ高速スライダーで三振の山を築いた。伊藤智仁ピッチングコーチ。球もすごかったが、心臓も強かった。

 4月28日の東京ヤクルト-巨人は、ヤクルトが4-0で完封勝ち。9連勝。


 館山が実に落ち着いていて崩れる気配など見られない。さすがに昨夜は小川監督も楽ができたのでは?


 一度に大量点を取るのではなく、小刻みに加点したのもよかった。大技小技をからめて点が取れるのが、今のヤクルトの強みだろう。ノムさん時代からそうだが、相変わらず走塁の仕方がいい。相手からはスキなく見えるだろう。


 投手が安定し、打線が好調だから、たとえ連勝が途切れても連敗する危険性は少ない。調子を落としていた青木が復活し猛打賞。これも収穫だ。