春の陽気の気持ちの良い日に玄関のチャイムが鳴りました。

どなたかな?と、インターフォンの画像を見ると、そこには、ザ布教おばさんがお二人映っていました。うわっ!!面倒くさい方々だ( ゚Д゚)ここは、忙しいふりをしようと思っていると、なんと、コロナ騒ぎの前の三年前、旦那様とお話させていただきました、その後、コロナでお宅訪問ができなくなり、ずっと、旦那様のことが気になっていたんです。とおっしゃるのです。そんな風に言われては、私も門前払いとはいかなくなり、仕方なく玄関に出ました。一分で話を終わらせたい。と、思っていました。

三年前に、いらした時は、私の声が家の中から聞こえたそうで、とても感じの良さそうな奥様という印象だったそうです(*'ω'*)ホッ

そして、忙しいから出たくない?私の代わりに旦那様が出ておば様方の相手をしてくれたのかな?と思いながら。

お二人は、当時初めましての旦那様が、自分の病気のことを話して下さったと、その後、お会いできない間に、お元気かとずっと気になっていたとおっしゃるのです。

まあ、なんてお優しい、と、まずはお礼申し上げました。そして、二年前に亡くなりました、と言うと、お二人とも、一、二歩ふらふらと力なく後ずさりされて、あぁ、、と驚いたあと、悲しい表情になり、深々と頭を下げて下さいました。本当に良い方々で。

そして、そのタイミングで、思い出したように、バッグの中から、たぶん「目覚めよ」の冊子を出そうとするので、察した私は、手で制しながら、うちは、今までも、これからも無宗教です。と言いました。すると、伸ばした手が止まりました。

宗教という物は、実際に信仰している方はあなた方のように心優しい方々ばかりですが、歴史を見ても、宗教の違いが元で戦争が起きたり争ったりすることがあるので、どこにも入りません。と言いました。

それはそうなんです、と、お二人とも少し困ったような顔つきになり、でも、認めていました。

さらに、私は、旦那様はもう、新しく生まれ変わっているのか、まだ生まれ変わらずに、高次元で楽しんでいるのかわかりませんが、いつまでも私が旦那様がいないことを悲しんでいると、心配してしまうので、私は大丈夫だよ、と、手放していると言いました。すると、輪廻転生は仏教ですね、と言うので、確かに、肉体は滅びても魂は永遠は、仏教で言っているかもしれませんが、これは私の持論です。と、言いました。

そして、旦那様が亡くなった次の日に旦那様のエネルギー体が会いに来てくれた話をしました。お二人はどこまで信じるかしら?と、思いましたが、

とても真剣に聞いてくださいました。そして、亡くなった後の世界を信じると、あると思うんです、と、おっしゃるのです。

さらに驚いたことに、ご自身の入信されている宗教では、生まれた瞬間から罪の子だと言われ、だから最終的に死ぬことになる、それが受ける罰なんだという教えだそうで、それがどうも納得がいかないんです、と、困り顔でおっしゃるのです( ゚Д゚)そこまで気づいてるなら今すぐそんな宗教辞めたれ~~~!!!と、心の中で叫びつつ、実際には、穏やかに、憐れんだ目でその方を見ながら、どうして何も悪いことなんてしていない生まれたばかりの子どもが罪の子だなんて言われなきゃいけないんですか?おかしいですよね?あなた方が悪いことをしてきたようにはとても見えませんし、むしろ、とても善人で真面目でお優しいようにお見受けします。死ぬことは罰なんかではありません、ただ、今回の肉体が使えなくなっただけで、今回の人生の、ご卒業おめでとうだと思います。と、言うと、ぱっと表情が明るくなり、ずっとおかしいと思っていたんです、と、告白されました。

もう、皆さんも、これからは、誰かが作った宗教ではなく、日本人なんですから、八百万の神、そして、自分も自分自神で、皆、分かりやすく言うと、神の御霊分けなので、全員が神でいいと思います。と、言いました。

その時ふと、気付いたのが、私は、その日、たまたま、白いニットに、白いロングパンツ、注文して届いたばかりの麻の紐ネックレスに水晶が二粒ついている不思議なものを胸に着けて、玄関でお二人の二段上に立ち、午前中の眩しいくらいの日差しに照らされながら、下に控えるお二人に説法を説く、真っ白な衣装に眩い光が降り注いでいる教祖の図に見えないだろうか?と、想像したら可笑しくて、笑ってしまいそうになりながらも、真剣に説法を説いて、早く気付け~~と、念じておりました(笑)