16日は味噌カツを食べるために名古屋に行ったわけではなく、糖尿病のセミナーが目的でした。
テーマは糖尿病のエンパワーメントについて。糖尿病は運動、食事、そしてただ処方するのではなく、きちんと内服をするかどうかも含めて患者中心の治療を行うべき。医療者の役割は支援することであり(つまり患者教育)、あくまで患者中心とした共同作業が望ましい。
糖尿病はただ血糖値が高くなる病気ではなく、進行すれば腎臓がやられて透析が必要になったり、目が見えなくなったり、足も腐って切断をしないといけなくなる。もちろんそれら以外に脳血管、心疾患のリスクファクターにもなる。だが症状が目立たないからこそ、手遅れになるまで病院を受診しないケースが多い。
そういった不利益を被るのはあくまで患者自身であり、医師が責任をとれるわけではない。従来の権威的なやり方ではいう事聞かない人はついてこれないので、こういったエンパワーメントが有効らしい。