★相続税計算、このアプリがおすすめだ! 試算すれば「不安」が消えます | ジャーナリスト 石川秀樹

ジャーナリスト 石川秀樹

ちょっと辛口、時どきホロリ……。理性と感情満載、世の常識をうのみにせず、これはと思えばズバッと持論で直球勝負。
3本のブログとFacebook、ツイッターを駆使して情報発信するジャーナリスト。
相続に強い行政書士、「ミーツ出版」社長としても活動中。

★相続税の計算、アプリで楽々!! 実用レベルの使いこなし術
 

 

このアプリがなぜ注目されないのか、僕は不思議でなりません。

 

 

アプリ嫌いなので、今まで「アプリ」を推奨したことはありません。

しかしコレだけは強く推します。
相続税がきちんと計算できるアプリ!
しかも無料です。

 

 

相続人の総数ではなく、「配偶者がいるかいないか「他の相続人は何人いるか」で計算します。

そしてそれぞれの実際の相続した額によって算出。
もちろん財産の種類も、現金・預金、不動産、生命保険などごとに記入できます。

 

 

相続税のことをかじってない人にはこの話がどれほど「スゴイ特徴」なのかお分かりいただけないと思いますが、相続税においては「配偶者」は特別の存在です。
この配偶者を織り込むが否かで相続税額は一変するので、この辺を切り分けられるというのは大変なことなのです。

 

 

で、なぜ素人のあなたが相続税計算をする必要があるのか。
実際に計算しないと「相続税は公示されている税率(例えば1億円以下の遺産で30%)ほど高額にはならない」ということが得心できないからです。

そこのところがしっかり分かっていれば、余計な相続税対策に目がくらむこともなく、わずかな金を惜しんで大失敗相続をしてしまう、という愚をおかさなくて済むからです。

 

 

相続対策には、やっていい対策(やるべき対策)とやってはいけない対策があります。
はっきり言って、銀行などから借金をして(わざわざ借金するという手法がまかり通っていますが)する”対策”に、僕はしばしば首をかしげています。

少なくとも資産額2、3億円程度の人がそんなリスクを冒す必要はまったくありません。

 

 

正味の遺産額が3億円あっても、配偶者と子2人が法定相続分を相続する場合、相続税額は2860万円にすぎません。

 

 

ちなみに「3億円」にかかる相続税率は「45%(控除額2700万円」)です。

だからといって[3億円✕0.45-2700万円=1億800万円]かかるわけではないのです。

相続税の計算はややこしいのできょうは説明を省きますが、大多数の人がイメージする相続税額より、実際にかかる相続税ははるかに低いことは間違いのないことです。

 

 

といくら僕が口を酸っぱくしていっても、なかなかみなさん腑に落ちないようですね。
だからこそこのアプリを使って、実際に相続税を計算してみてください。
その上で、なお相続税対策をしたいと思うなら、ぜひ相続対策の専門家を訪ねてください。

(銀行、税理士、弁護士等のことではありません。相続対策の専門家です)

 

 

僕は正味の遺産額3億円までの家庭なら、「相続税対策」ではなく、きちんとした「相続対策」をしてもらいたいと思っています。
「節税」よりも「心の問題」。
ご家族の関係を問い直すことから始め、円満な相続をめざすべきです。