★フェイスブック、美人アカウントを一斉削除!!?? | ジャーナリスト 石川秀樹

ジャーナリスト 石川秀樹

ちょっと辛口、時どきホロリ……。理性と感情満載、世の常識をうのみにせず、これはと思えばズバッと持論で直球勝負。
3本のブログとFacebook、ツイッターを駆使して情報発信するジャーナリスト。
相続に強い行政書士、「ミーツ出版」社長としても活動中。


Facebookがようやくスパムアカウントに鉄槌を下したようだ。
いかにもFacebookらしいやりかたで。
Facebookの友達がeXciteブログの記事を教えてくれた。


《フェイスブック、美人アカウントを一斉削除 スパム対策を強化》


フムフム、期待が広がる。
記事によると2月4日早朝(つまり今日)、
Facebook Japanがツイッターで以下のようにつぶやいたことになっている。


同社の公式ツイッターは4日早朝、「我々の主観に基づき、美人アカウントを削除なう」とツイート。5分後に「あなたが削除されなくても、気を落とさないでください」と続けた。


同社が“対策に乗り出した”のは、Facebookで美人を装ったスパムアカウントからの友達申請が後を絶たず、個人情報を盗まれたり、悪質なサイトへ誘導される被害が急増しているからだそうだ。
記事は続く。


事態を重く見た同社は4日から、社員が美人と判断したアカウントの即日削除を開始。スパムアカウントでないアカウントについても、美人の場合は写真が悪用される可能性があるとして削除対象になる。


「美人」の基準は社員の主観、だそうだ。
おもしろい!
Facebookはこうでなくっちゃ!!
独断と偏見は同社のお手の物、
多少乱暴でも、スパム野郎どもが横行するよりましだ。


■   □
種明かしすると、記事の出典は「虚報タイムス」。
http://eilreverse.exblog.jp/20802438/
残念ながら、記事はウソである。
友達が勘違いして、
以前からこの問題を指摘している私にメッセージをくれたのだった。


                  (写真は削除を免れた美人たち)

記事を見たとき虚報だとは気づかず、念のためツイッターに当たった。
Facebook Japanを検索すると同社は、
2013年12月31日に
あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。
とつぶやいたきり、以後なんのツイートも行っていない。
フォロワーは44,421人もいるのに。
情報発信には熱心でないようだ。


私は昨年9月に
《カギを掛ける人になりましょう!》
と題してこの問題を取り上げた。
何度指摘してもFacebookは無視だから、せめて自衛しましょう、
友達の個人情報を盗まれないようにカギを掛けましょう、
プロフィール写真を見られるのは「自分のみ」に変えましょう、
と提案した。


この時はクチコミで大拡散して、述べ11万人に記事が表示された。
(インサイトのデータから)
でも事態はもちろん、そんなことで改善するわけもなかった。


パロディ記事は、いい線ついている。
みながコロっとだまされて大拡散した方がいいかもしれない。
Facebookもその方が、重い腰を上げやすくなるのでは?



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【筆者から】
いつも長いブログをお読みいただいて恐縮です。

ブログはジャーナリストとしての私の「発想創庫」。
というより「リセット地点」というべきでしょうか。
政治、社会事象全般、ソーシャルメディア、そして電本(電子書籍)のこと、
いろいろ書きますが、書くたびに頭を整理してまた「出発」です。
そういう意味でのリセット地点。

ツイッター、Facebookを下書きにして「完成したもの」をこのブログに収めています。
ブログは私にとっては“旗艦(フラグシップ)”になりつつあります。
自由に書き込みしにくいWebページは今後も持たないんだろうと思います。

ふだん、上の5つのボタンのページのどれかで“書きも”をしています。
中ではFacebookページの<ジャーナリスト 石川秀樹>の更新頻度が高いページです。
読んでくださった方と交流できたらいいなと思っております。