@niftyニュースで、おもしろい記事が出ていた。
フェイスブック、世界中で「若者離れ」「おじさん世代」のSNSになってしまうのか
というのである。
記事の概要は、
最近にわかに10代のFacebookアクティブユーザーが落ち込んできた。昨年第4四半期から1年でアメリカ18%減、日本は12%減。両国だけでなく世界的な傾向らしく、フランスなどは44%減だ。
この傾向は、「LINE」のようなメッセンジャーアプリの台頭と軌を一にしている。
非常に分かりやすい記事だ。
日本では、ツイッター、Facebookで若者の“仲間内の受け狙い・おふざけ投稿が他に流れてひどくバッシングされた、なんて事件が頻発した。
そんなことも若者のFacebook離れにきっと影響しているんだろう。
若いユーザーの急増とこじつける気持ちはないが、最近Facebookを見ていると、「以前と違うな」と感じる時がよくある。
友達申請にメッセージなし、は相変わらずだが、顔出しせず、またはペットの写真でわが身を代替なんてアカウントがえらく増えている。
Facebookの根本原則を無視の野放図さ、
というより、知らずに使っているんだろうな。
一方では、「Facebookは怖い」のクスリが効きすぎて、顔出しを極端に避ける傾向も。
全体から見れば、やはり「実名制」であるFacebookの場が荒れているように思う。
仲間内で交流したければLINEで十分だし、ソーシャル性を考えなくていいだけ無防備でも大丈夫。そちらの方がおすすめだ。
Facebookは“気楽に使う”ツールとしては荷が重い。
プライバシー設定を「公開」にしていれば、投稿は誰からも見られる状態にある、なんてことを多くの“ニューカマーたち”は知らない。
しかもFacebookの初期設定は、プロフィールも、投稿時の設定も「公開」である。
ダダ漏れが保証されている!!
何とも恐ろしい設定だ。
もちろんFacebookは交流ツールとして生まれた。
しかし「スゴイと言われたくてたまらないザッカーバーグ」が創ったツールだから、びっくりするような仕掛けが随所に用意されている。
友達になったこと、いいね!したことが友達に広がっていく。
これは「リアル以上」の驚くべき機能だ。
しかもユーザーはFacebook半自動的にやることを、ほぼ止めることができない。
また、そんな風に動いていることさえわからないのだ(他人のニュースフィードで起きていることを僕らは見ることができない)。
だから気兼ねなく交流したいなら、仲間内だけで完結するアプリを使う方が賢明だ。
Facebookからの“流失”は当然だろう。
ユーザー減は大問題だとして、Facebookはいずれ何かの手を売ってくるだろうが、引き留めようとすればするほど余計な機能を考え出して混乱させるのが落ちだ。
使い道が違うのだから、自然のままにするのがよい。
むしろ今回気になるのは、メディアの記事はどうしても“レッテル貼り”になるということだ。
このニュースの本質は「世代間格差」ではない。
「使う目的間格差(違い)」があるのであって、それでFacebookが退潮するのだ、というのとは違う。
(いかにも記事はそう取ってほしいように書かれているように見えるが)
Facebookは使っている人の個性が自然に立ち上がっていくツールである。
その価値を僕は高く評価するし、
同感する人が40代以上に多いとすれば、大いに納得できる。
「おじさん世代のSNS」というレッテルには反対だが、よさが分かる人が多いのはその世代、というなら納得だ。
<ここからは「著者ページ」と「著書」の紹介です>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こんな視点、はじめてだ!
「なぜ?」を徹底追究
ジャーナリストの視点で電本3部作
※著者ページ
http://denhonkan.jp/meikan/detail.html?ab_id=7
※著書
『秀樹さんが教える まだまだ奥が深い Facebookの教科書』
Vol1.
Facebookの基本のキ」。
「入門書」ですがかなり濃い内容です。
いいね!の原理、エッジランクやクチコミ発生機能について 核心を伝えます。
Vol.2
Facebookのビジネス活用術。
個人やお店、小さな会社は大企業や有名人を見習ってはい けません。
バラマキマーケティングより友達を大切に。
Vol.3
Facebookのスーパースターたちを紹介しています。
「誰か」って?
まあ、立ち読みでご確認ください。
インフルエンサーの投稿術を詳しく伝えます。