★「投稿を宣伝」一夜で数字ひとケタ減のふしぎ! Facebookの無手勝流、またも | ジャーナリスト 石川秀樹

ジャーナリスト 石川秀樹

ちょっと辛口、時どきホロリ……。理性と感情満載、世の常識をうのみにせず、これはと思えばズバッと持論で直球勝負。
3本のブログとFacebook、ツイッターを駆使して情報発信するジャーナリスト。
相続に強い行政書士、「ミーツ出版」社長としても活動中。

Facebookの「投稿を宣伝」という機能、ご存知でしょうか。
そう、Facebookページなどで投稿ごとについている「あれ」です。


そもそもなぜそんな広告スタイルが成立するかといえば、
Facebookの記事は、友達やFacebookページのファンのニュースフィードに確実には届けられていないからです。
「確実には」どころか、その表示率は「平均で16%」といわれるくらい!
(友達数やファン数が多いほど表示率は低い)
100%届いていると思っている人にとっては「投稿を宣伝」は意味不明の機能でしょう。
友達以外の人に拡散していく、という機能ではありません。
あくまで、本来なら届くはずの人たちにより多く届ける(それも有料で)という機能です。


「投稿を宣伝」を使えば、ニュースフィードへの表示数は増えます。
しかし、同じ料金を使っても、ページによって表示数は著しく違う。
例えば「1000円の宣伝」で100-200というページもあれば、11000-20000のページもある、といった具合。
2ケタも違うなんて、信じられないでしょう?


ジャーナリスト 石川秀樹


そこで、とにかくページによる表示数の違いを調べてみようと、
水曜日(8日)に私が運営者になっている「Facebook実験室」というグループで質問してみたのです。
(詳しくは「実験室」をご覧ください。公開グループです)
何人かがウォールとメッセージで回答してくれたので、以下の傾向がつかめました。


①ページによって差がある(同じ人が管理していても)
②ページが活況な方が予測表示数は高くなる


Facebookの場合、投稿を宣伝する場合でも「ソーシャル性」を帯びているわけです。


ここまではまあ、常識的に『そうなんだろうな』と予測の範囲ですが、
同じページでも、「日替わりで数字が変わる」ということを知っていました?
それも、極端に違うんですよ。


例えば「ソーシャルメディア活用本」のページ、きのう(10日)の予測数字は
¥600  770-1400
¥1100 1700-3200
¥1600 2400-4400
¥2100 3000-5600
¥3100 3800-7000
¥5100 5900-11000


それがきょう(11日)になると
¥600  0-0
¥1600 130-240
¥5100 390-720


一夜にしてこの変貌、1ケタ違う数字に下落とは……。
しかも選択できる料金が3種類に限定されている!
なぜこんなことが起きるのか。
さっぱりわからない!!


誰がこの理由を説明できるでしょうか。
実はFacebookの数字をめぐっては、こういうことが多いんです。
アルゴリズムなんて、一部の人はまじめに議論しています。
親密度だ、いや投稿の人気だ、鮮度だ-などといっても、
それを事実で検証しようとすると「???」という現象が頻繁に起きている。
クチコミが大量に発生している記事も表示率は低い、とか
たった今書いた記事が、友達のニュースフィードで見ると3日も前の投稿のはるか下に出ている、なんて。


論理や理屈に合わないことがいくらでも起きている。
Facebookは発展途上です。
いつも変化している。
私と同じように、Facebook自身がいろいろ実験もしているんでしょう。
だから「???」という現象があっても、あまり目くじらを立てることもないと思っています。
どうせ何日かすれば、なんとなく収まるところに納まる感じがしますから。


ただね、お金を徴収して運営している広告・宣伝の世界では、
これほど大きな数字のブレは、「実験」や「何かの間違い」では済まないんじゃないでしょうか。
Facebookが完全ではないことは承知しているんですよ。
でも、Facebookの文明史的に見ても大きな可能性に思いを致すと、
つまらない数字のことで「信用云々」といわれたくないなぁ、と思うんですよ。



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【筆者から】
このブログの元になっているのはFacebookへの書き込みです。
主にFacebookページ「ジャーナリスト 石川秀樹」に投稿しています。
ミーツ出版(株)という小さな出版社の社長をしています。61歳で行政書士の資格を取り開業しました。さらにこの数年は「ソーシャルメディアを愛する者」としてFacebookで熱く語り続けています。ブログは私の発言のごく一部です。ぜひFacebookページもご覧ください。コメントをいただけたら、こんなにうれしいことはありません。


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