気分も重く朝刊を読んでいると、「おっ!」
第2社会面の記事に目が止まった。
「けさの静岡新聞に、静岡市のオカムラ運輸が『被災地から5人採用』と出ていた。
現在30人の会社。幹部と相談しての決断と言う。こういう支援の仕方、うれしいね」
ツイッターでつぶやくと、即座に反応があった。
「英断ですね!しかも速いっ!」
「凄いです、応援したくなる会社です」
「こういうことが、被災地以外に住む我々のできることなんですよね。
今。この場所で頑張り、貢献しよう」
「若者が頑張るには仕事が必要!素晴らしいことだ(^-^)v 」
「おそらく新採用のほぼ100%。なかなかできませんよね 」
僕が感じたことすべてを、@マーク投稿が代弁してくれていた。
★ ★
未曾有の大災害、しかも僕らはそれをさまざまな映像を通して目の当たりにした。
だから今、多くの人が「自分にできることをしたい」と、突き動かされるような気持ちでいる。
その点、マスメディアの中にいる僕は、内心、忸怩たる思いである。
『会社の義捐金受付は始まったが、僕はまだ何もしていない』
個人でも、例えば桃華絵里さんは発災直後からブログで呼びかけ、
必要な物資の提供を求め、運送会社の協力を得て被災地に届けた。
子連れのタレントとしか知らなかったが、驚嘆すべき行動力である。
焼津の福一漁業も漁船を運搬船に変え、市民から集めた物資を届けた。
富士市のJCも独自に物資を集め始めた。
これらの情報を今回僕は、ソーシャルメディアを通じて知った。
驚きでもあり、喜びでもあった。
個人が、一企業が、何も言われないのにいち早く行動を起こしている!
それを伝えるのも、個メディア(僕はソーシャルメディアをそう呼んでいる)が中心。
昨年来のツイッターブーム、今年注目されつつあるフェースブック、
それらをネットの世界の現象と見ていたが、現実の世界もまた変わろうとしている。
こうした問題を、今までは「メディアの中の人間」として考えてきたが、
どうも居心地が悪い。
個メディアの発信者の一人となって以来、
「取材者だから、報道記者だからと言って、特別の席などない」
ということが、分かってきたからだ。
個人として何ができるか、遅ればせながら、答えを見つけようと思う。
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