先駆けザクラ | ジャーナリスト 石川秀樹

ジャーナリスト 石川秀樹

ちょっと辛口、時どきホロリ……。理性と感情満載、世の常識をうのみにせず、これはと思えばズバッと持論で直球勝負。
3本のブログとFacebook、ツイッターを駆使して情報発信するジャーナリスト。
相続に強い行政書士、「ミーツ出版」社長としても活動中。

書道の師範をしている家内に頼まれて、「手本」の郵便物を生徒さん宅に届けることになった。

きのうポストに投函したつもりが、机の上に残っていたというのである。

やれやれ、大丈夫か? このところ忙しすぎる日々が続いている。

月曜日の教室で教えるテーマ、「土、日があれば練習できるから」と言われれば引受けざるを得ない。

朝はまだ肌寒い。

カーナビに住所を入れて出発。

静岡市鷹匠あたりの広い道を南に下っていく。

国1、八幡の踏み切りを越え、交差点で止まったとき、「おっ」と僕はつぶやいた。


桜である。ソメイヨシノ…。

「満開だ!!」

ひできさんのブログ-先駆けザクラ


中央分離帯の桜は、まだ幹が黒々、ツボミのふくらみも感じられないのに

あの1本だけが枝いっぱいにピンクの花弁を広げている。

生徒さんの家を見つけ、とんぼ返りで帰宅してiPhoneを立ち上げた。

『そそっかしいソメイヨシノを見つけた。肌寒さが残り他の樹のつぼみはまだ固いのに、
1人はやくも満開』

東日本大地震を意識しないわけではなかったが、あえて触れなかった。

すると@hidekidos宛てに何人もから返信があった。

「可愛いい!日本にも、この桜みたいに先駆けて行動できる人が出てくればいいのに..」
「日本人へのYELLですね」
「綺麗ですね~。こんな時期だからこそ、余計に嬉しく観れます♪」
「私たちも咲き誇る準備を整えなければなりませんね」


僕は無性にうれしくなった。

ちゃんと、気持ちは通じている!

そうだ、このサクラ「先駆けザクラ」と名付けることにしよう。


「その先駆けザクラにフォロワーは和まされます♪」

都内の電化マンションにお住まいのアラフォーさんが、またまたツイートを返してくれた。


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