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7月12日読了。
著者の父の戦前・戦中・戦後を描いたオーラルヒストリー。
社会学的な視点を導入し、戦前および戦後の生活史を戦争体験と連続したものとして描く「生きられた20世紀の歴史」(あとがき)
シベリアを描いた章では著者の父と同じくシベリア抑留体験者だった亡き祖父を想い読み進めた。
寡黙だった祖父からは戦争体験、シベリア抑留の話を聞くことが出来なかった。
著者はあとがきでこう書いている。
過去も事実や経験は、聞く側が働きかけ、意味を与えていってこそ、永らえることができる。
それをせずにいれば、事実や経験は滅び、その声に耳を傾けなかった者たちも足場を失う。
その二つのうち、どちらを選ぶかは、今を生きている者たちの選択にまかされている(P.389)