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我に任せろ!
私は源為朝(みなもとのためとも)の孫、里子(さとこ)です。
「皆ぁ、夕食だよ〜」
為朝と藤井忠重(ふじいただしげ)を呼びに来たのは忠重の娘であり、為朝の妻となった小枝(さえ)でした。
為朝「ちょうど腹が空いておった〜」
小枝「ふふふっ、旦那様はいつもお腹を空かせてますね。」
小枝の側には小さな男の子が付いていました。
為朝と小枝の子で名を八丸(はちまる)と言います。
小枝さんと八丸ちゃんの名は創作だよ
八丸「お父、我もお腹空いた〜早く食べよ。」
為朝「おぉ、そうか、早く行こう!わはははっ〜!」
為朝は夕食を取り、館の庭で月を眺めていました。
小枝「旦那様、八丈島(はちじょうしま)の民から聞いたのですが、近ごろ、八丈島の近くの島に…鬼が住み着いているらしいのです。」
為朝「鬼?」
忠重「どんなやつだ?」
小枝「体の大きく、槍を持っているようです。」
為朝「八丈島の民は鬼に何かされたのか?」
小枝「いえ、鬼が来たら民は逃げ出しているから何かされたわけではないようですが、皆怖くて近くに行けないようですね。」
忠重「為朝様、退治しに行きますか?」
為朝「…とりあえず見に行こう。」
八丸「お父、我も行く!鬼をやっつけるんだ!」
為朝「わははは、頼もしいの。だか八丸は母上と留守を守るのだぞ。」
八丸「え〜」
皆、笑いに包まれました。
翌日、為朝と忠重は八丈島へ向けて船を出しました。
八丈島
幸いに空は快晴で海は荒れていませんでした。
為朝は太刀と大きな弓矢を抱えていました。
忠重「為朝様の矢にかかれば、鬼も一溜まりもありますまい。」
為朝「うむ〜、鬼の正体が、まだわからぬゆえ、どうなるかの〜民を困らせるなら退治せねばなるまい。」
やがて、為朝らは八丈島に着き、八丈島の民に鬼がいる島を教えてもらい、向かったのです。
この島が今の青ヶ島って説があるね
為朝「あの島だな。」
忠重「あちらの浜に船を着けます。」
為朝らは島に上陸し、八丈島の民から聞いた鬼のいるであろう場所に向かいました…。
つづく







