こんばんは。

 

再読ですが、松下幸之助翁の『指導者の条件』を読みました。

102のテーマを日本、中国の歴史上の指導者の例を参照して

人生の本質に迫る薫陶が記載されている。

 

まさに人生哲学ですね。

 

小学校も殆ど出ないで小さい頃から親元を離れて丁稚奉公。

昔の農家の子供によくあるケースかも知れないが、よくよく考えてみると

本当にしんどいかと思う。

7歳、8歳なんて、まだ親に甘えたい盛り。

それを、実業の世界で雑巾掛けから実直に行い、あれだけの大企業を創業したのだから

その苦労は計り知れない。

 

私なんぞ、コメントするのもおこがましいが、世の中とは、人間とは、組織とは、、

実に実直に分かりやすく明記されているが本当に深い。

 

全てに通じる事柄としては、『素直』と言うキーワードが浮かび上がってくる。

幾つになっても人生勉強であり、未来に向かっての挑戦である。。

先のことは分からないし、世の中の全てを知ることも勿論出来ない。

自分より能力のある人も大勢いる。

そんな中で、組織を引っ張るリーダーは”周知を知る”ことが肝要だ。

その為には素直な心で物事を捉え、人と接する。

その先にリーダーとしての判断や方向性を示すことになる。

 

幸之助の原体験に照らし合わせても『素直な心』でスポンジの様に

色々なことを社会から、世間から学び、成長してきたのだと思う。

 

彼の真髄がそこにある気がする。