今年も明日1日で終わりますが、皆様にとってはどんな1年
だったでしょうか?
年末年始は、色々やるべきことが多く、ゆっくり落ち着ける
方ばかりではないですが、転職についてもゆっくり考えられる
機会でもありますので、是非一度検討してみてください。
今日は、転職希望者の方が結構懸念されることが多い競合他社
への転職についてお話をしたいと思います。
よく転職希望者の方に企業の紹介を行うと、競合他社への転職は
現職の会社に迷惑をかける可能性があるので、転職先としては
控えたいとおっしゃられる方が結構おります。
私個人としては、気持ちは非常によくわかりますが、それは全く
気にする必要はないと思っています。
まず、大前提として日本の憲法に「職業選択の自由」がありますので
本来は、競合他社への転職に関しては、他人がとやかく言う権利は
当然ありません。
よく就業規則等で競合他社への転職を記載している企業もありますが
当然日本国憲法が優先されますから、法的効力はありません。
経営者もその辺を当然理解した上で、競合他社への転職の抑止として
定めているだけに過ぎません。
転職する際にできる限り良い待遇で転職したいとは、誰しもが思う
ところですが、最も良い条件で迎えてくれるのは、やはり競合他社です。
自分が今まで築いたキャリアを最も活かせる場所になるので、当然だと
思います。
結局は、考え方次第なのですが、競合他社へ転職して今まで身につけた
ノウハウを転職先で利用しても、前職の企業に勝つことはできません。
当然ですが、 前職の企業ではそのノウハウを以前から利用しており
さらにサービスの向上を行っているからです。
ですから、転職希望者の方も競合他社へ転職される際には、転職先の
企業が自分に何を期待されるのかを十分に確認するべきです。
もし、ただ単にノウハウにしか興味を示さないのであれば、一度検討
した方が良いと思います。
それは、あなただけに興味を示しているのではなく、特定の企業に
所属していて目的のノウハウを持っている人なら誰でも良いと言っている
だけなのですから。