1ー1
    一人旅をするわけ


 現在から約3年前。高校3年生の卒業式2週間前のある日、私は生まれて初めて一人旅をしました。
 
Qなぜ?
 高校3年間野球に打ち込んだ結果、野球を通じて多くの人と関われたが、野球関係以外の交友関係が全くありませんでした。
 新たな出会いを求めて一人旅!
 
 
 私は、神奈川県海老名市をスタートに群馬県草津を目指しました。
 
Q2 なんで草津?
 高校時の友人 H君 Rちゃん Aちゃんの4人で温泉旅行!

 
 友人は3人でレンタカーを借りて現地集合。
私は一人で1日前に出発しました。
 
 
1ー2
 ヒッチハイク スタート
 出発するにあたり、私は持ち物の確認を行いました。
 持ち物は
・着替え・歯ブラシ・タオル・折りたたみ用のテント・3000円(牛丼1食500円計算で6食分。2日分の計算)・すき家のトッピング割引券・(3年前なので曖昧)でした。

 
 道のりは
 
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 こんな感じだったと思います。
 
 現在は圏央道高速道路が 厚木から高尾山まで開通しているのでまっすぐ行けば3時間程度。遠回りをしても4時間程度と非常に早く着きます。
 しかしながら私は1泊2日かけて草津温泉まで行きました。

 過去の自分を見て
 頭悪いですよね笑  でもその時は楽しかったです笑
 
 朝7時ごろ
 さて、私は所持金が3000円なのでもちろんヒッチハイクです。
 最初は紙に「八王子」と書き129号線沿いで待機することにしました。
 
朝8時ごろ
 1時間程度立っていると一台の車が止まってくれました。
 お父さんお母さんの御年配の夫婦でした。
 
お父さん
「高尾山まで行くけど乗って行くかい?」
 

自分
  「ハイ!  ありがとうございます。」
  
 
お母さん
「お父さん。K(巣立った息子の名前)にソックリだよ!」
  
 お父さん
「全く似てないよ笑」

 どうやら、お母さんが息子に似ているとお父さんに言ってくれたため乗せてくれたらしい。
 

 車内での滞在時間は休憩時間も入れて約2時間程度だったと思います。
 その間以下の3つの話題で盛り上がりました。
 
・巣立った息子の話し
・電車内の優先席以外での譲られることについての話し
・夫婦の出会いの話し
 
 
 以上の会話で印象に残っているのは「電車内の優先席以外での譲られることについて」です。


 
お父さん
「電車の中で優先席以外で座っていたら、おじいちゃんが乗ってきたら席を譲るかい?」
 
 自分
 「譲ります!」
 
 
お父さん
 「私くらいの年齢だったらどうする?」
 推定70〜65
 
自分
 「元気そうだと判断しても譲ります!」
 
 私は電車やバスの中で御年配の方だと判断した際は、席を譲るようにしています。また、高校時の野球の先生が席を譲る事に関して大切な事だと指導していただいたのもあります。
  
 
お父さん
老人のわがままかもしれんがそれは私は、あまり嬉しくない。
 
  お父さん
「と言うのもな。 本当に座りたかったら優先席付近に行くからそれ以外は気にしなくていいのだよ。」
 
 「譲られると情けない気持ちになるんだ笑」
 
 
 野球部の指導者のせいにするわけでは無いですが、長い間席を譲る事が正しいと教わったので18歳にして 初めて譲る事の心得を学んだ気がします。
 譲る事が果たして相手の為なのか、自分の自己満足なのか、考えました。 
 この「生き方課題」は2016年に留学するまで自分自身の中で解決されませんでした。
 
 
 
 以上の会話やお二人の出会い、キスまでの話しなど。時が変われば愛し方も異なるんだなと思いました。
 

10時半頃
 お父さんお母さんには高尾駅付近で降ろしていただきました。別れ際にはお母さんの手作りのおにぎりをいただきました。 
 3年も前ですがありがとうございました。









 
 
 1ー3
 非常にテンポ良くお昼前には高尾駅に到着しまた。
 今度は20号線を西へ歩きながら「甲府」方面の紙を掲げ待ちました。
 

11時半頃
 45分後程度でしょうか。
 ゼミナールの合宿で「河口湖」へ向かう途中の某有名大学の5人組の車が私の横に止まりました。
 彼らは、非常に明く、河口湖まで4時間弱の長旅でしたが短く感じました。
 
 彼らの車の中は男性2 女性3、私を入れて6人の人数でした。
 
 私と同じ大学生なので話の内容は
・踏み込んだ性の会話
・サークル お酒の会話
・車とバイクの会話
  
 以上の3つでした。
印象に残ったのは、
・途中で寄ったはなまるうどんでご馳走になった事。
・3つ年上のO.Yさんがタイプで連絡先を交換できた事が嬉しかった事です。現在も交流してます。 
 
 記憶ではこの時点では「楽しい。」「最高」などとメモ帳に書いてました。
 
 河口湖に着く頃には15時を過ぎていました。
 
 


1ー4
 続いてお世話になったのはマセラティ・クワトロポルテに乗った30代半ばのお兄さん2人組でした。
 
 次作で続きを書かさせていただきます。 
 読んでいただきありがとうございます。