5ヶ月ぶりのブログとなりました。

 

その間に、宇多田ヒカルの新曲がリリースされたり、

#Barbenheimerが話題になったり、

熱波がヨーロッパ各地を襲ったりと、

世界のいろいろな所でうねりが起きていました。

 

何をしていたかというと、大学院卒業のために奮闘していました。

卒業に必要な60credit(単位)の4分の1を占めている、論文の執筆に追われていたのです。

とりわけ、英文での論文執筆は初めてだったので、AIツールにはかなり頼っていました。

ちょっと備忘録も兼ねて、メモしておこう。

 

  • Grammarly・・・英文文法チェック
お馴染みの文法チェックソフト。英語で入力していると、スペルミスや文法の間違いを指摘してくれる。
  • QuillBot・・・英文の言い換え
論文を執筆するとき、先行研究を紹介する際に他の論文から大量に引用することになります。そうすることで、論文の信憑性を高めるのだとか。その際、他の論文で書かれていることを一言一句そのまま引用することも可能ですが、paraphrase(言い換え)することもあります。QuillBotはいくつかの候補を提示してくれるので、自分の感覚に一番近いものを選べることができます。
  • ChatGPT・・・英文の言い換え
ChatGPTも主に、paraphraseする際に使っていました。ChatGPTのいいところは、コマンド次第で語り口調を変えられるところ。「あなたは人文科学研究⚪︎⚪︎分野に精通した研究者です。」やら「もっと説得力のある内容に・・・」等と、条件を加えることで、自分が求めるニュアンスの英文を提供してくれていた気がします。
  • Consensus・・・論文検索
論文をソースとして回答してくれる、ChatGPTみたいな存在。質問を入力すれば、その回答のベースとなる論文と一緒に、質問内容に近い情報を提示してくれます。私は先行研究の論文検索として使っていました。
  • Connected paper・・・論文検索

論文の関係性をマッピングして提示してくれる、研究者にはありがたいツールです。例えば、自分の研究とかなり近い論文を入力すれば、その論文のトピックと似通っている他の論文を図で示してくれます。

 

 

・・・と、言うことで、

本当にいい時代に生まれてきてよかった。。AIを使わずに論文を書いていた時代を本当に尊敬している。

 

結果として、無事に論文を提出し、成績も比較的いい数字を頂けたので、

私の本来の留学目的である、「移民研究分野で修士号を取得する」を達成できました。

 

 

さて、ここで頭に浮かぶことは、『この後どうするのか?』

日本に絶対に帰らないといけない理由もなく、宙ぶらりんな30代。

クラスメイトは、一人、また一人とバルセロナを去って行きました。

私も、、、と思っていたけれど、せっかくだし、また違うチャレンジをするのもアリではないかと。

 

と言うことで、バルセロナで求職活動をしています。

リクルートスーツが嫌で就活を放り出したのが、10年前。

今回は自分のペースで、頑張ってみようと思います。

(もし結果が出なければ、田舎で農業をしながら週3で働くのもいいかもしれない)

 

 

最終章といっても、もう留学生活から就活生活になってしまったんだよな。

まあ、留学生活の振り返りとしては、

「人との出会いは頑張るための精力剤になる」

「努力なしに自信を手に入れることは割と難しい」

「世界史を知っておくと自分を救ってくれる」

などなどです。

 

 

本当にいい出会いをしました。

それについても、またここに日記代わりに書いておきたいな。

 

バルセロナ近郊のSitgesビーチにて。