私は、どうしたい?

私が「私は今、どうしたい?」と自分に問いかけることができるようになるまで、実はとっても時間がかかりました…。


「ママなんだから」を手放してみよう。


そう思ったからといって、次の日から急に自分を大切にできるようになったわけではありません。


私はずっと、「自分のことは後回し」当たり前になっていたから真顔


今日は、そんな頃のことを、少し思い出してみようと思います。



  頑張ってたあの頃…

二人目の子どもを出産した頃。私は育児休業中でした。


上の子を保育園に送り迎えして、生まれたば

かりの赤ちゃんのお世話をして。


そして、姑と同居していたので、「家事もしっかりやらなきゃ」という気持ちもありました。

姑に嫌な顔をされないように。「ちゃんとやっているお嫁さん」でいなければ。


そんなことを考えながら過ごす毎日。今思えば、かなりストレスを抱えていたんだと思います。 


本当は、出かけたかった。

子どもを連れて、どこかに行きたかった。 


でも、

「どこに行くの?」

「何をしに行くの?」


そんなふうに言われることが嫌で。

いちいち説明することがしんどくて。

だったら、出かけないほうがいい。


そう思って、家にいることが増えていきました。


子どものことで精一杯。

自分のことなんて、何もできない。


髪を切りに美容院へ行くことさえ、

「子どもを預けてまで行くなんて……」


そんな気持ちがあって、できませんでした悲しい


気がつけば、髪の毛はボサボサ。


鏡を見るたびに、

「私、こんな髪だったっけ?」

と思う泣き笑い


でも、美容院に行くという選択肢は、なぜか自分の中にはありませんでした。


ある日、

「もう、自分で切っちゃおう」

と思ったんです。


  子どもが寝たすきに…


ベランダへ出て。

ハサミを持って。

鏡を見ながら、髪を切りました。


前を切って。

サイドを切って。

そして、合わせ鏡をしながら、後ろの髪も。


今思えば、きっとガタガタだったと思います(笑)。


それでも、そのときの私は、

「できた!」

って、ちょっと満足していました。


姑も、特に何も言いませんでした。


だから、

「よかった」

って思った。


……でも。


そのあと、じわじわと切なさが込み上げてきたんです。


私、何やってるんだろう…

美容院に行きたいだけなのに…


誰かに子どもを預けて、髪を切って、少しきれいになって帰ってくる。


たったそれだけのことなのに。

それすら、自分にはできない。


「誰かに頼ればいいのに。」


今の私なら、そう思います。


「ちょっと子どもを見ていて」って言えばいい。

「美容院に行ってきたい」って言えばいい。


でも。


その頃の私は、それができなかった。


そもそも、


誰に頼ればいいのか。

どう頼ればいいのか。

何をしていいのか。

何をしたらダメなのか。

何が「普通」なのか。

何が「嫁としてちゃんとする」ということなのか。


何もわからなかったんです。


嫁いだ先の価値観に、なかなか馴染めない。

でも、馴染まなければいけないと思う。


ちゃんとしなければ。

嫌われないようにしなければ。

子どもをちゃんと育てなければ。

家事もちゃんとしなければ。


そこに、産後の心身のしんどさも重なっていました。


  今、振り返って思うことは


「あの頃の私は、本当にしんどかったんだな」


と思います。


でも、そのときは、「私は弱いんだ」くらいにしか思っていなかった。


誰かに相談するなんて、考えもしなかった。今のように、SNSで誰かの子育てを見ることもなかったし、「こういうときは、こうしたらいいよ」と教えてくれる場所も、今ほど身近ではありませんでした。


だから私は、ひとりで戦っていたんだと思います。


今の私なら、 


「もっと人に頼ればよかったのに」

と思う。

「誰かに話せばよかったのに」

とも思う。

「そんなに頑張らなくてもよかったのに」

って。


でもね。


そのときの私には、それができなかった。


「頼っていいよ」と言ってくれる人もいなかったし、

「それ、あなたが全部頑張らなくていいんだよ」

と教えてくれる人もいなかった。


だから、ひとりで頑張るしかないと思っていた。


そしてたぶん。


あの頃の私が欲しかったのは、何か特別なことをしてくれる人ではなくて、ただ、


「大丈夫だよ」

「それはしんどいよね」

「ひとりで頑張らなくていいよ」


って言ってくれる人だったんだと思います。


子育てって、その真っ只中にいるときには、自分がどれくらい頑張っているのかさえ、わからなくなることがあります。  


毎日やることがいっぱいで、今日もなんとか一日を終わらせる。明日もまた、朝が来る。 そんな毎日の中で、 「私、しんどいです」

と言うことさえ、忘れてしまう。


でもね。今なら、あの頃の私に伝えたい。


あなたは、ちゃんと頑張ってたよ!

髪を自分で切ったっていい。

子どもが寝ている間に、ベランダで髪を切るくらい、それだけ精一杯だったんだよね!


本当は…


もっと誰かに頼ってよかった。

もっと自分のことを大切にしてよかった。

もっと「私はこうしたい」って言ってよかった。


  そして今。


私は、あの頃の自分を思い出すたびに、


「ひとりで頑張っているママに、誰かが寄り添える場所があったらいいな」


と思うようになりました。


正解を教える場所じゃなくていい。

「こうしなきゃ」と言う場所じゃなくていい。


ただ、


「それ、しんどかったね」

と一緒に立ち止まれる場所。

「本当はどうしたい?」

と、一緒に考えられる場所。


そんな場所があったら、あの頃の私は、もう少しだけ楽になれたのかもしれない。


だから今、私は「ママはぐ」をつくっています。

あの頃の私が欲しかったような、ママがひとりで抱え込まなくてもいい場所を。


子どものことも。

家族のことも。

そして、

自分自身のことも。


「こんなこと、相談していいのかな」

と思うようなことこそ、話していい。だって、

ひとりで抱えなくていいんだから。


あの頃、ベランダで自分の髪を切っていた私へ。

そして、今どこかで、ひとりで頑張っているあなたへ。


「もう少し、誰かを頼っていいよ。」

「あなたのことも、大切にしていいよ。」


私は、今ならそう伝えたいですチューリップ



\ママはぐ|子育ての伴走者/


 「ママはぐ」は子育て・家族・こころの相談室。

 

子どものこと、家族のこと、自分自身のこと。

 

ひとりで抱え込まず、誰かと一緒に整理してみたいときに。

 

「こんなことでもいいのかな?」と思うことから、お話しください。

 

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