少し前から盛夏が過ぎた兆候がありましたが、ここにきて(台風の影響もあって)いよいよ秋に入り始めた気配です。
【ギアを上げて】
おばばさんが退院しまして。
月曜日。お昼前に病院を出ました。
結局ほぼ2週間入院。コロナ肺炎は軽く済み、数日で治る。でも食事を食べないとか、食べるようになった後も、
褥瘡のケア、水分や食事の摂りかたや、どんなものを作るか。おむつの替えかた、そして痰の吸引の仕方等々。で私が講習を受けに行くことになり、退院が1週間ほど伸びました(;^ω^)
講習といっても、病室で看護師さんに作業をしながら説明を受けた
いやあ、入院中3回ほど顔を合わせても、おばば様ときたら「帰りたい、帰る、帰る」の連呼でありました(;^ω^)
因みに入院費は個室料金11,000円×4日に治療費諸々で計9万円強。車椅子を持っていく必要からタクシーで迎えに行き1800円。帰りは介護タクシーを使い4200円ほど。結構いい出費になりました
帰途からすでに、「甘いものが食べたい」「病院の食事はまずいの」(それで食べなかった(;^ω^))「あれが食べたい、これが食べたい」と、ほぼ食べ物の話しばかり。まあ、食欲があるのはいいことだよね
あ、病院の名誉のために。初めの頃はゼリー食だったので、味に関してはうるさく言うのは無しだと思います。
帰ってさっそくフルーツゼリーを食べ、数時間後はロールちゃんケーキを「美味しいね、おいしいね」なんて言って食べておりました。
もっとも。
病院では、各種ケアが充実。ただし、医療的かつ看護的な。つまり、弱った体に適切な方法を取るので、92歳間近の老衰おばばには、「弱いほうの標準に寄せる」ことになるため、たかだか2週間が不可塑的(=もう戻らない)な衰弱をもたらせてしまう。
分かっていたので、早く退院させたかったのだが…。
結果、ストローで水を吸い上げるのに難儀するようになり(病院ではとろみをつけた水分をスプーンで上げていた)、うがいの水をコップから受けられなくなりそのままこぼす、「くちゅくちゅうがい」に難儀する、そして寝たきりにさせていたため立つことがますます困難に、それから座った時も“ふにゃふにゃ”から“くにゃくにゃ”へ。
等々、筋力的にさらに弱って帰ってきちゃったんだよね。危険な「むせ」も以前より頻繁に起こすようになってるし。
仕方ないとは思うものの、やっぱり現実は厳しいものになってしまった
そうしたことから、現在、事実上完璧に要介護5のレベルになってしまったと思う。
日頃過ごすうえで、何から何まで面倒を見ることになるという意味です。
まあ、コロナ入院がなくても、先々弱った時を考えると、上記した病院で教わったケアの仕方はこの先役に立つのでいいことを教わったとも言える…。
「痰の吸引は必要」とのことで、ケアマネに手配してもらって(ケアマネ様、いつも有難うございます。ホント感謝しております)急遽ポータブル吸引機をレンタルした。その後吸引、やっております。とろみをつけなくては、この先も水分摂るのに厳しいかなあ?食事も徐々に介護食に移行していたところだったのだが、これで一気に切り替えになるような気がするのが、ちょっと嫌。きちんと形ある食事を、なるべく長く続けたかったのだけれど(極力柔らかくするのはやってたけど)。
というわけで、
介護ギアを一気に2段階くらい上げている最中にござる。
(準備も実行も、大変。金もバンバン飛んでw、大変)