一昨日、50歳の大台を迎え(てしまっ)た陽だまりのヌシ。
ブログ読者もちょうど50人(笑)
…って、増えてるぞ∑(゚Д゚)。近日「登録返し」いたしますので待っててね。
さて、産後骨盤矯正の記事を書き終えましたので、本日はその症例を上げておきます。
【産後の腰痛】
患者は30代(前半)女性。「(前半)」を入れないと怒られそう(汗
もともと3年前にムチ打ち症で来られた方。
この方は当院初のムチ打ち症患者さんでしたが、産後腰痛も当院の、お初さん。
ご信頼頂き、感謝です(^人^)
ムチ打ちと上記しましたが、腰痛、股関節痛、膝痛などもお持ち。
数回でかなり緩和し、中でもムチ打ちに関しては、確か2回でほとんど寛解。
ご結婚され、順当にお子さんを身ごもられた。
お腹が大きくなってきたころから元々持っていた腰痛が強まり、妊娠後期はかなりお辛そうにしていました。診てもらえないか、と打診も受けていました。
が、当院の方法では残念ながら妊娠中の施術は難しい。「尾てい骨の辺りに神経痛がある」と言われ、こちらも歯がゆい思いをするものの、「出産後2か月以上経ってからにして下さい」と固辞。
ごめんなさい
お子さん誕生から4か月後、一回目の施術。
左骨盤腸骨が後下方変位。右腸骨の前上方変位。右恥骨にも変位が認められる。カウンターストレインとMETで矯正。右恥骨筋、内転筋の緊張を緩める。右臀部も痛むというので、これは梨状筋。カウンターストレインと直接リリースで緩和。
強い痛みは、第4・5腰椎の右下方変位のため。特に5番。カウンターストレインで矯正。それから、仙棘筋の直接リリースも。
あとは、肩、首もちょこちょこと診ておく。尾てい骨の辺りの神経痛は、いつの間にか無くなっていたとのこと。
一回目の施術後は「だいぶ楽になった」と言うものの、ちょっと不満の残る仕上がりになってしまった。
一か月後に、2回目の加療。
今度は、あらためて気合いを入れて臨む。右腸骨の矯正。その上に位置する腰方形筋の解放。
腰椎4.5番の矯正。仙棘筋も、もちろんリリース。
仕上げに腰仙間の解放。
それからその日は、肩のコリも強いと言う。お子さんを抱っこしているためだろう。
肩甲挙筋、それから頸椎をいくつか。右第一、第二肋骨の上方変位と左第一肋骨の後下方変位の矯正。実はこの肋骨矯正姿勢は、ちょうど赤ちゃんを抱っこしている時の姿勢であります。
この日は特に気合を入れたため、加療時間は2時間を余裕で超える。
その甲斐あってか、術後痛みはなくなり、その後2か月は楽に過ごせた模様。
ここまでやると好転反応も気になったが、幸い顕れ(あらわれ)なかったと言う。
また、ここまでやったので、料金も8000円ね。
この方はお住まいが隣県で、片道2時間がかかる。そのため望ましいペースでの加療が困難。
どうしても痛みが強くなった時の間に合わせ的なものになってしまう。また、小さい子の育児はどうしても重労働なため、緊張が戻りやすい。が、幸いまだまだお若いので、なんとか過ごせています。
産後の腰痛や骨盤の矯正も、通常の施術の延長であることを確かめられた症例でした。