自分の場合③
前回の記事から、だいぶ間隔があいてしまいました。
やっと続きです。ごめんなさい(TωT)
そんなこんなで結構腰痛で苦しみましたが、言いましたけれども、それを動機に整体業に就こうと思ったことはありませんでした。
30歳を過ぎ、それまでいた会社で先が見えてしまった私は、当初社会保険労務士などを考えていたのですが、ひょんなことから整体業を始めようと方向転換をしまして、で、どこに習いに行こうかと考えました。
今考えますと随分拙いのでしたが、当時ネットの使える環境になかったものでしたから専ら情報は書籍や雑誌で集め、そして結果、某通信教育大手の整体学校で教わることにしました。
ン十万支払いまして、やがて資料が届きます。ワクワクしながら、その宝物のように思えた資料を見ていましたが、すぐに不安と言いますか、失望することになりました。
はっきりいって、その大手通信教育整体学校の内容で、人様の身体が治せるとは、素人ながら私には思えませんでした。
しかし、では、どうする?
その頃所属していた会社は、ある騒動の渦中にあり、私はちょうど体のいいリストラの対象になっていまして、勢いのまま
「じゃ、辞める」
と言っちゃったんだよな(笑)
なのに、習いに行く学校さえ決まっていない。当然焦りました。
しかし、幸運だったのでしょうか、そんなある日立ち寄った本屋で、それはあっさりと目につきました。
「医者が治せなかった慢性病が劇的に治る」と題された本でした。
それは、カイロプラクティックでもなく、どこかの整体でもなく、オステオパシーとかいうそれまで聞いたこともないような療法を紹介した本でした。
そこには“骨のズレ”がどんなものなのかを、目からうろこが落ちるようなはっきりとした根拠で紹介してあり、しかも人様の身体に施すには少し自信のないと言いますか、不安の伴うスラスト(ボキボキ)ではない矯正法がいくつか紹介されていました。しかもその矯正法は、素人がいきなりできてしまうようなものでした。なので、当然自分に試します。
まず、一番簡単にできる腰椎4番のカウンターストレインによる矯正。
すると、驚きました。
だって、そりゃそうだと確かに本には書いてありましたよ。でも、本当にあっさりと、そうなってしまう。
つまり、確実に痛みの一つが消えてなくなってしまったんです。
で、速攻でその他に出ていた同シリーズの3冊の本を仕入れました。
次に試したのが、腸骨(骨盤)前上方変位のカウンターストレインでした。
で、これまた腰の痛みの一つが、消えて無くなりました。
その頃は本当に全くの素人だったので、自分の身体がどんな状態なのかはわかりませんでした。しかし、幸いそこに紹介されていた、ごくオーソドックスなズレかたを起こしていたらしく、その2か所はあっさり治ってしまいました。
残るのは、どうやら一番腰痛の原因として多い腰椎5番らしいのですが、しかし今度はなかなかきちんとした矯正の位置に入りませんでした。
数日が過ぎ、その間あれこれと工夫しながらやってましたら、ある瞬間ぴったりと矯正位置に入る。
90秒経過。家人に体の位置を戻してもらいました。
すると、その痛みもなくなってしまい、結果その時に起こしていたズレは全て矯正され、
見事にあれほどしつこかった腰痛は、10年張り付いていた腰痛は、きれいさっぱりと言っていいほどに、治ってしまいました。
そのオステオパシー学校に、習いに行くことを決めたのは言うまでもありません。
補足的に言いますと、正確には左にも痛みがあったらしく(自覚的には右側オンリーだった)、それもやがて解決。また、後で気づくことになりますが、右中臀筋にも問題があったのですが、それは大事に数年取っておきましたもののマッスルエネルギーテクニックというもので2年前に解決。
また、上記の内容ののち何度か腰痛は再発しましたものの、まあ、運動不足なので仕方ないです。
あと、私の場合は上記のようにそれぞれ一発で治ってしまいましたが、当時はちょっとしたトレーニングなどもやっており、ストレッチや自分で筋肉をほぐしていたなど、日頃身体の手入れがなかなか良かったので一発だったのだと思います。普通はあまり一発で、というのは、期待するのは難しいかもです。
以上、自分の腰痛体験記(?)でした。