自分の場合①
この整体業界もご多分に漏れず、自分の痛みや不調をきっかけとして、つまりそれを整体やカイロなどで、長年の苦労の末やっと解決することが出来たという体験から、この世界に入ったという先生が多くいらっしゃるようです。
私自身はそうではないのですが、一応10年からの腰痛を抱えていたので、今回それについて記してみたいと思います。
まず、迂回することになりますが、そもそも中学生の時の部活動の最中、少し無理をしたことで背中を痛めたことがありました。
今思うとそれは、胸椎の8番前後を痛めたもので、一時期はかなり辛い思いをしたものでした。痛めた4年ほど後の19歳の時なのですが、痛みが強い時には、少し動こうとすると背中に激痛が走り、息をすることも大変な状態でした。
当時勤めていたのでしたが、その状態が悪い時というのは休みを考えるほどのもので、整形外科に行っても湿布をもらったくらいでしたから、自分がどういう状態なのかもよくわかりませんでしたものの、背骨のあたりに強い痛みがあったことからなんとなく、背骨がずれているせいなのかな、と思い、電車の車窓から見える「カイロプラクティック」の看板を眺め、
一回5000円かぁ。何回くらいで治るんだろう、3回くらいで治らないもんかなあ…
などと思っていたものでした。
勤めていたのに、当時、ひと月に自由になるお金は2万円でした。
その時の強い痛みは、苦し紛れに、
家の柱に背中を、つまり背骨のすぐ脇にある脊柱起立筋という筋肉を、その柱に、「ガン、ガン」と、打ちつけることで、かなりマシになってしまったという、思いっきり荒療治でやり過ごすことが出来ました(;^ω^A
良い子は危険だからマネしないでね(笑)
悪い人でも、マネしたところで悪化させても、一切の責任を負う気はありませんが(笑)、そののち結局、20代の後半まで、強弱はありましたものの、その背中の痛みは付きまとっていたものでしたが、今では検査するとわずかなズレが感知できるものの、問題になるほどのものではなくなっています。
さて、やっと、腰痛の話しに入ります(●´ω`●)ゞ
上記したように19歳の時には正規の社員として勤めていましたが、その後紆余曲折があり、25歳の時だったと思いますが、その時には今で言うフリーターをやっていました。
で、その時には運送業界の会社の倉庫で荷分けの仕事をやっていたのでしたが、これが重労働だったのでした。
重労働にもかかわらず、当時体力には中途半端に自信があり(持久力はからっきしでしたが、瞬発力が少しあった)、これがいけなかった。
荷物に「140㎏」なんて表示がありますと、
燃えました(●´ω`●)ゞ
流れてくる荷物は、下にあるローラーを利用して、単に引き込めばいいようになっていたのですが、中途半端な力自慢は、ひとまずその140キロを持ち上げなくては気が済みません。
バカでしょ?
その140キロをはるかに超える、推定200キロほどと思われる、ボイラーのような鉄の塊があると、これもひとまず持ち上げ、数歩に過ぎませんが、ヨタヨタしながら移動させていたものでした。
10トントラックに満載された荷物、例えば6畳用のカーペット数十本を、ガンガン降ろす、なんてことも、喜んでやってました。
大バカでしょ?(;´▽`A``
今思うと、なんでそんな無茶なことを、フォームも考えず腰にベルトも巻かず喜んでやっていたのか、自分で自分に呆れ返ってしまいますが、まあ、お馬鹿な若者ってのは、しばしばそのようなトンチキぶりを発揮してしまうものなのでしょう。
半年後には、当然のように、腰痛を発症いたしました。
これが、立っていても、座っていても、寝ていてもつらい…
つづく