こんにちは!フラワーエッセンスセラピストの悠乃ジュンコです。


約8年ほど前に話題となった


『オール1の落ちこぼれ、教師になる』宮本延春(みやもとまさはる)さん の本を


久しぶりに読みました。


あまりご存じない方にご説明すると・・・・・


宮本さんは、小さい時からご両親の仕事の都合で仕事を転々とされ、


学校を移るたびにいじめに遭っていました。


家庭環境の大変さといじめの影響か、中学時代に成績がほとんどオール1になってしまいました。


ご両親2人を10代で亡くされ、中卒で大工見習いをしながら、


少林寺拳法、バンド活動、バンドの友達に紹介された建設会社での仕事、会社の方、


少林寺拳法を通じて知り合った彼女、24歳で入った定時制の高校、先生方の支え、


そして彼女から見せてもらった


NHKスペシャルの『アインシュタイン・ロマン』のビデオに出会って感動し、


物理学を勉強したいと猛勉強し、27歳で名古屋大学に入学しました。


現在は、お世話になった定時制高校の教師に。


・・・・・・・・・



これを読んで、この方の分岐点はどこだったのかがわかりました。


一番精神的につらかった大工見習の仕事をしていた時、


一週間家に閉じこもって、納得できる生き方とはどういうものなのかを考え、ノートに記しました。


もし、一年後に確実に自分が死ぬとしたら、私は何をするのだろうか?


今している仕事は自分が一生をかけてまでしたいと思っている仕事ではない、


自分が死ぬときに満足して死ねるような生き方をしたかったら、何か目標、夢を持つべきだ。


やればよかったのに、どうしてあの時やらなかったのかという後悔だけはしたくない。


そう思ったそうです。経済的な保証もなく、頼る人もいない状態です。


この時は、音楽を選ばれました。


この自分の心の、魂の叫びのような声を


崖っぷちに立たされながらも


宮本さんはご自分の声を聴いてあげました。


これが本当に自分を大切にするということ だと思います。



しかし、周りから見ると、無謀に思えるこの選択をしたおかげで・・・・・・


とても親切な社長のいらっしゃる建設会社で働けたり、


生活が少し安定してきて、


宮本さんの運命の出会いとなる、


アインシュタインのビデオと出会うんです。



あなたは、自分の本当の心の声を聴いてあげていますか?


子ども達の支えになるだけでなく、


大人にも気づきがたくさんもらえる本だと思います。