先日、仕事に行った息子から、

お昼ご飯のお弁当の写真が送られてきました。


冷蔵庫のつるむらさき貰ったで!

ええのできたわ!

ほっこり


息子は自分でお弁当を作っています。
こうして私に喜んで見せてくれる、
これって嬉しいことやな。

最初は、

「お母さん毎日弁当作ってや真顔!!

と頼まれたんですよね。もう5年くらい前のこと。


社員食堂もあるのに、何で?
そうしたら、
どうしても社食は美味しくなくて食べたくない真顔というのです。

私は子ども達に、

社会に出るまでは手取り足取り色んなことを教えて来たけれど、

社会に出たら親に迷惑かけないで自立してほしい。

社会人になってまで母親のお弁当を持たせることなんてできない!

そう思ってた。


でも夫からも、

作ってやったらええやんかと言われて…

家族会議にまで発展して。

あの時の息子、ショックを隠しきれない顔してたな。。汗


息子にしたら、出勤前はギリギリまで寝ていたい。


まぁね、大変だもんね。


結局、私が折れることになった。。まだ娘のお弁当は毎日作ってた時だったからね。


でもね、

どうにか自分で作れるようになってもらわなきゃ!という思いがあって…。


なので息子が、私のイヤなある行動をする度に、お弁当作りを1週間くらいブッチすることにしたんです。

そうしたら度々その行動をするもんだから、度々作らない日が続くんですね。


そうしたら、です。

そのうちに自分で作り始めたんですよね…。


お休みの日に買い出しに行って、ちゃんと計画を立てて。

もう3年くらい経つかな。


それ以来、

息子が買い出しに行くたび、

キッチンで作ってるたび、

私の胸はチクチクした汗


ごめん汗という思いと、

でも自分で作れるようになってもらいたい、という思いと、

お仕事大変なのに私ってひどい母だよね、

という思いと、

いや、これでいいのよ、という思い。

そんな葛藤の中で3年間過ごしてきた。


そんなこととは知らず?に息子は、

口笛吹きながら、音楽かけながら、ノリノリで楽しそうに作っているのだけどね…

その姿がまた…チクッとくるんだよね。


でもね、

美味しく出来上がって、

「お母さんちょっと食べてみてやデレデレ」とスプーンを差し出してくることが多くて。


満面の笑みでこっちを真っ直ぐ見る姿は微笑ましく、救われた。


時には思う味付けにならずにイライラして、

「後の味付け頼むわチーンむかっ」と部屋に戻ったことも一回あったけれど。


あーだこーだと言いながら、

2人で足りない味を考えたり、

必要な下ごしらえを教える機会になったり。


冷蔵庫を食材や調味料などで満杯にされたり、

キッチンの使い方を何度も注意しなくちゃいけなかったり、

大変と言えば大変なんですけどね、


失敗するたびに学びを得て、

次はこうしよう!ああしよう!と、前を向いてチャレンジしている姿を見るたびに、


少しずつ、少しずつ、

これで良かったのかなぁーと思うようになったかもしれない。


最近はメキメキ腕を上げてきた。


最初の頃は、

おかずは一品のみだった。

青椒肉絲とか、カレーとか、おでんとか、野菜炒めとか。


こんな時もあったな。

大量に作って、おばあちゃんにもお裾分けした。

大盛りサラダとチキン、って時もあった。
市販のサラダチキンが不味くて?私が本物チキンを調達することになったよね。

ポテトサラダとパン、って時もあった。
「パンは悪いけどお母さんの焼きたてパン持っていきたいから、お母さんも朝起きなあかん説あるけどいい?デレデレ
そうお願いしてきたな。

そのほかにも、
具入りおにぎりと汁物の組み合わせとか。

作るのも食べるのも飽きないように工夫していてさ。
いつも感心してたよ。

親は、子どもの心を守りながら、

どこまで社会で自立した子に育ててあげられるか?

未来なんて見えない中で、できる限り子どもの将来のためになるように、手探りでやってるんだよね。


何が正解なんて無いけれど、


疲れて作りたくない時も、メニューが思いつかない時も、

頑張って作ってる息子を見て、


少しずつ肩の荷がおりて。

もう大丈夫だね!って思えるようになって。。


これで良かったのかもなぁって。


そんな私とのキッチンでの時間が

少しでも息子の何かの為になっていたなら花

私は嬉しいなって思いますほっこり