ひだまり日和 渡辺優子さん | ひだまりインフォメーション

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ひだまりからのいろんなおしらせをしています



「ひだまり日和」では、

ひだまりアロマスクール で学ばれたみなさんが活躍されている姿をご紹介していきます。





interview 1 渡辺 優子さん


セラピストコース1期生




■お店情報







株式会社やわら香

鹿児島県熊毛郡屋久島町楠川1471-5
0997-42-0109


ホームページ
http://yawaraca.jp/
ウェブショップ
http://yawaraca.shop-pro.jp/


コンセプト


「香りづくりは森づくり。」
やわら香は、放置されている人工林に間伐という形で手を入れ、
「香り」をテーマとしたものづくりや、ラボ・スパ・スクールの運営、
アロマエコツアーなどを行っています。

用いるのは屋久杉ではなく地杉(じすぎ)。

間伐した森を、本来の森の姿である照葉樹林へ還していく取り組みも行うことで
次世代に豊かな自然をつなげていくことができる暮らし方をたいせつにしています。







■この仕事、このスタイルにつながったのは?


「滞らない。」


自分の今のスタイルを一言であらわすとなんだろう
と考えてみて浮かんだのはこの言葉です。


以前はキャラクターグッズなど雑貨を作る仕事をしていました。


なりたくて就いた仕事でしたが、
どんどん商品を生み出していく流れの中で、ふと
「こんなにたくさんのものが、こんなに速いペースで本当に必要なのだろうか?」
と感じるようになりました。


今思えば、自分の取り組んでいることに違和感を感じ始めているのに
ごまかしながら続けていたんですよね、きっと。


信じて飛びこんだ道だったからこそ、手放すのが怖かったんだと思います。


ココロとカラダはサインを出してくれていたのに気づけなくて、
結果、体調を崩しました。


でもそれがひだまりとの出会いにつながり、
セラピストとしてひだまりで働く中でいろんな出来事と出会いがあり、


こだわって作り出すのではなく、
「流れに身を任せる」という自然体な生き方へ
徐々にシフトしていったのかなあと感じてます。


屋久島は雨が多いことで有名ですが、
水の巡りが良い点も特徴のひとつです。


森から海へ、また森へ。


滞ることなく流れる水を目の当たりにしていて
人の体も、生き方も、屋久島の水の流れのごとくありたいものだなあと
日々感じています。







■楽しいこと、やりがいを感じることは?


スタッフのみんながそれぞれの持ち味を活かして
活躍しているようすをみること。


お店に来てくださったお客さまが
「来てよかった!」「いい時間を過ごせました」と
すてきな笑顔で話されること。


屋久島という場所柄、
いろんな場所や世代の方々と知り合うことができること。








■修行だなあーと感じることは?


屋久島で暮らし、
循環型の事業に取り組んでいることそのものが修行です。


でもそれはとってもたのしい修行です。


島でのくらしはとてもシンプル。
だからこそごまかしはききません。


くらしにしても、事業にしても
健康的に続けていけるかどうかがポイントで、


必死に追いかけたり身につけてきたものを
手放していけるかという潔さが必要な場面に
よく出会います。


複雑なことを単純化する。
そばにあるもので工夫してくらす。


そしてそれをただただ繰り返すことができるかどうか。


自然の一部として
共生させてもらっているという意識で暮らし、
仕事をすることのたいせつさを日々
明るく楽しく修行させていただいています。





■この先、実現したい夢は?


リトリート型の滞在を提案できるようになりたいです。


屋久島と聴くと、
「縄文杉」や「もののけの森」が浮かんでくるのではないでしょうか?


メディアの力などもあり、深い森のイメージが色濃く焼きついている屋久島ですが、
海も川も里山も心地よく、トレッキングをせずとも楽しめる魅力的な場所です。


やわら香でも、
精油の原料の森を散策するツアーをおこなっていて、
里山を1時間ほどのんびり歩きます。


何もしないために屋久島へいく。
自分自身を休めにいく。


そんな滞在を楽しんでいただけるようなプランや講座を
よりコンセプトを一貫して提案できるように
将来は、やわら香プロデュースの宿泊施設を作りたいです。






■スクール時代の思い出をひとつ


スクールの場所が昭和感あふれる1室だったことです(笑)。

3期生から今のひだまりの場所になったのですが
それまではとあるビルの1室での授業でした。

ドラゴンズのポスターがペタペタ貼ってある空間を
「すこしでも癒しの雰囲気にしたい!」と、
大きな布でポスターを覆ってみたり、
いろいろと工夫していた久美子先生の様子が印象的です。


施術の技術も大事だけれど
心地いい場をつくる心遣いの大切さを学びました。

また、授業によっては公民館で行ったりジプシーなスクール生活で、
わたしにとってそれはとても楽しい思い出なのですが、
やわら香も最初は出張スタイルのサロンからのスタートだったので
そもそも、定まった場所があるということ自体が
どれだけありがたいことかを忘れずにいるための
大切な思い出となっています。




渡辺よりひとこと


優子ちゃんは初めてひだまりアロマスクールに申込書をだしてくれた人です。

同い年だし、同じ渡辺だし・・・不思議なご縁を感じました。

ひだまりでセラピストとして活躍していた時代、これ以上ないほど、

ひだまりを愛してくれました。本当にありがとう。

優子ちゃんとやわら香さんが、どんなふうに夢を形にしていくのか・・・

とっても楽しみにしています。