上海で高級じゃなくて安いものでも美味しいものはあるよ、と思って始めたこのブログなのですが(カフェは趣味)、近ごろは安くて美味しいお店がどんどんなくなってるんですよね。
2年くらい前から違法建築だとか違法営業取り締まりの名目で、小さな肉まん屋さんや、麺屋さん、食堂、雑貨屋などがどんどん取り壊されています。特に取り締まりが加速したのが昨年。
取り締まり運動が始まるとあっという間にお店は跡形も無くなってしまいました。
今更取り締まっても…という気もするのですが、これも時代の流れでしょうか。
きちんとモールなどに入って営業許可を取って営業しなさい、ということだそうですが、まあ現実的ではないですよね。
飲食店は地方から出稼ぎの人の働き口代表みたいなところがありましたが、みんなどうしたんだろう。地元に帰ったのかな。
(ちなみに現在の上海では、男性であれば警備員の仕事が出稼ぎとしては割といいのだそうです。夜勤があったり時間が不規則ではあるものの、宿舎や食事付きで手取り4000元ほどもらえるそうです。)
お店がなくなって気軽に食べるところがないので今は基本自炊。外で食べるとちょっとしたお店でも高くて、麺一杯で25元とか、肉入りなら33元とか。5年前なら15元〜20元くらいで食べられたのに。物価上昇がハンパないです。
上海旅行でローカル飯巡りなんて10年前まではガイドブックによく載ってましたが、今は期待するとがっかりするかも。逆に世界各国のおしゃれなお店がそこらじゅうにできたので、インスタ映えには困りません。
というわけで、このブログもそろそろ店じまいかなあとなんとなく思ったりもしています。