足繁く通ってた店が、ある日突然姿を消しちゃうことってあるよね?
たまたま日が開いてしまって、久し振りに食べに行ったらなくなってるという。
かつて、渋谷オルガン坂を登りきった先、KAMOショップ向かいの地下にあった「唐そば」もその一つ。
俺的には「つけ麺と言えば、ここ」という存在の店だったが、パルコ取り壊しに伴う再開発かなんかで一帯が全部更地になり、そのあおりでこの店も消滅したのだ。
残念だなぁと思いつつ「ラーメンも程々にしろ」というお告げと解釈してそれっきりにしていた。
それが最近、またラーメン屋を開拓しようなどと思い始めてネットで渋谷のラーメン屋を探したところ、なんとこの店が渋谷駅東口前にあることを発見。
ちょうどランチタイムに駅方面に行く用事があったので、食べに行くことにした。
店の内装イメージは以前と同じ。ただかなり広くなった。
懐かしい気持ちで、つけ麺の大盛を注文。
スープは豚骨ベースだが、濃厚ではない。
具は小さな焼き豚が数枚と赤・黄のパプリカ。
なんでラーメンにパプリカ?とは思うが、食べると別に違和感はない。
そういえば移転前はBGMになぜかレゲエがかかってた。そういう店なのだ。
慣れ親しんだ味だ。
シンプルあっさりで、何かが際立ってるわけでもパンチが利いてるわけでもない。
この店の一番の売りは、麺の皿に添えられた柚子胡椒。これをスープに少しずつ溶きながら食べるのがクセになる。
食べ飽きない味のスープに、好みで加える辛味の組み合わせに惹かれて、俺は毎週この店に通っていたのだ。
さすがに今の場所ではちょっと通えないが、かつて通い詰めた店がこうして元気に変わらぬ味とスタイルで営業を続けているのが嬉しかった。



