ドームまであと3日と迫りましたが
すまぷとは無関係な話。←現実逃避ともいう
こどもが小さい頃、「おかあさんといっしょ」など見ていると
普通の大人はあまり耳にしない童謡をたくさん聞くわけですが
そのなかに「こねこのパンやさん」という歌がありました。
♪ こねこのパンやさんは こねこねじょうず ♪
かわいらしいメロディで語呂もよいのでこどもも好きでしたが
私は内心「猫がこねたら毛がはいるだろーが」と思ってました。
なぜこねこがパンやさん?と疑問だったのですが
このたび、10年以上の時を経て「あっ!!!」と気付きました。
実はひと月ほど前の雨の日、衰弱しきった猫を保護しました。
「雨」と名付けたその仔猫(といっても小学校高学年くらい)は
すぐに馴れて、膝によじ登ってきては満足げにゴロゴロ言っています。
その際、仔猫には往々にして見られるしぐさですが
前足をさかんに「ふみふみ」するんですね。
お乳を出してもらうためにお母さんのおっぱいを押してた名残ですが
どうも私のむき出しの腕が気に入っているようで…
見ていると、上手に手(前足)をぐーぱーぐーぱーして
押す、というよりはもんでいる、こねているんですよね。
手(前足)をぱああと開くので指が裂けるんじゃないかと(笑)
爪がにょきっと出てきますけど、痛くはありません。
上手いことできてるもんです。
私が生まれたころ、もう実家には大人の三毛猫がいて
10歳くらいまで一緒に暮らしていました。
その後、もらったり拾ったり住みついたりで猫が途切れることはなく
最後の子を事故で亡くすまでの20数年間猫と一緒に暮らしてきましたが
ここまで人間に甘える子はいなかったんで、新発見でした。
きっとこの歌の作者は、自分の腕をこねこねする仔猫をみて
「こねこのパンやさん」を思いついたのかなあ、なんてね。
しかし、わけありの猫と暮らすと、お金って飛んで行くのね…
実家にいた猫たちはオーディションを経てもらわれてきた子が多いので
丈夫で性格もさっぱりと自立していて病気一つしませんでしたからね…
そもそも愛玩動物ではなく実用動物(ネズミハンター)ですもん。
<田舎の猫オーディション選考基準>
1.春先に生まれた子か
2.模様が首のところで切れていないか
3.首の後ろをつまんで持ち上げた時にとっさに脚を縮めるか
なんのこっちゃな基準ですが、つまんで持ち上げてもだら~んとしてる子は
とろいのでネズミを捕るのが下手とかいわれてました。
2.なんか全く迷信でしょうけど、この基準をパスした子は
確かに丈夫だし機敏で賢かったような…
いっぽう雨は鼻炎で耳ダニはいたし、足も骨折していたので
薬やレントゲンや寄生虫駆除や血液検査でお金がかかる~(^^;)
でも、これもご縁です。
私は雨の事を、ペットとも、飼っているとも、助けたとも、思っていません。
ご縁があってめぐり合い、彼が嫌でなければお世話させていただく。
こう考えています。
もちろんかわいくて大切ではありますが、所有物ではないので…
雨には雨の「猫格」があると思うので、それを尊重しようと思っています。
※でもまあ、たぶん法的には猫は所有物ですよね(笑)