舞がどうしても夜になると落ち着きを無くして

鳴いたり騒ぎ始めたりしてしまう

鳴くこと自体は昼も鳴いているのだけれど

夜、さあ寝ますという時間になると

大暴れを開始、それがいわゆる深夜の運動会のように

おさまることはなく

だんだんとエスカレートする

壁にだろうが何だろうか体ごとぶつかって

怪我をしないためにも一瞬を見計ってケージへ

 

今のところ飼い主が流血する程度で舞は大丈夫ですが

夜はケージに入ってもらって眠ることにしました

 

▼初めてのトンネル

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まいちゃーん

私もさ、夜ね眠る前になると

いろんなことを考え始めてね

いわゆる不眠症っていうやつなんだけど

3歳の時からずーっと今まで本当に寝つきが悪いのね(笑)

だからさ 舞ちゃんとゆっくりお話してから寝ようね

途中で寝ちゃってもいいからね

 

ひびきを抱き抱えて帰ってきたあの日

まだ生きているかのように響を撫で話しかけながら

泣きながら歯医者の予約をキャンセルしたり

斎場の予約を取ったり

気持ちの整理がつかない中でしなくても良い行動を几帳面にして

その後、どうしようもないこみ上げてくる感情の中で

予定通りの行動として、申し込んでいた

『傷つきのある子どもの回復と成長に必要なこと』 ~病弱教育の知見から学ぶ~

副島 賢和(そえじま まさかず) 昭和大学大学院保健医療学研究科 准教授

の講義、zoomの音声だけを聞いていました

大好きな先生の優しいお話に声をあげて泣いて

 

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「いっつも朝だったらいいのにね」

子供たちはこう言うんですよ

「いつも」じゃないですよ、「いっつも」ですよ

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あまり全体に何を聞いたのか記憶にないこともあるけれど

はっきり覚えていたこと

ーいっつも朝だったらいいのにねー

それを舞に話しかけながらあの日のあの時間を思い出していました

 

昨日できる限りの脱走対策を突貫でやりましたからね

リビングでもお休みや食事の時はできるだけ一緒に過ごそうね

夜は嫌いなんだよね、夜が嫌だね

だったらもっと素敵な光の中をいっぱい過ごそうね乙女のトキメキ

 

 

風の音、鳥の声

目をキラキラさせている舞

 

 

あの日のことを思い出しながら溢れ出てくる感情を抱えて

講義の内容を思い出してみる

人と動物は傷つきからの回復の過程は違うだろうけれど・・・

 

「喜びは誰かと分かち合うことで加速する」

 

▼初めてのタワー登頂

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ひびきが導いてくれて

そして実際に出会った舞が自ら選んでくれた

そんな風に感じた出会いによって

急に始まった舞との生活

 

その子の歩んできた苦しいストーリーに同情したのか・・・

多少はするけれど、それが理由ではなくて

 

▼初めてお水を器から飲めた!3匹が使用した20年ものだー!

 

あの日の直後に声をかけていただいたことがあった

シニアで今現在腎不全で点滴が必要な子を迎えてはもらえないか

ひびきにも似た面影を持つ子

真剣に考えてはみました

 

でもそこからスタートできるだろうか

確かに毎日点滴してきたけれど

慣れない子にできるだろうか

この先の不安、ひびきに重ねて冷静でいられない感情が出るのでは

その子の過ごしてきた物語に心が動くけれど

傷ついた子や病気の子のケアをするプロではないので

それだけが理由で家族にはなれないと思いました

 

何となく思ったことが

例外はあるけれど一般的に人間の看護師さんでも

例えばとても近しい方の喪失から3年から5年経過しなければ

ホスピスなどの終末期で働くことは推奨されなかったり

することがある

 

理由は違うかもしれないけれどそんなことを感じて

今は早いな・・・と思っていました

 

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だから舞に会いに行くときにね

怖い気持ちもあって

あの日、ひびきを最期に抱きかかえて連れ帰った日に

着ていたニットを着てね

迷ってもひびきがついてるからって思ったんだよね

 

だけどビリビリって迷いなく私たちは3人手を取り合ったから

誰にも迷う一瞬がなかったもんね

だからね

舞の問題は3人のことだからね

 

どんなことでも一緒に考えていこうね

 

できれば・・・流血騒ぎは最低限に

そして食べるのはご飯だけを目指したいです

 

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舞に怪我がないなら まいっかふんわり風船ハート