かえすがえすも口惜しいのは、いやらしい話だが主な介護の担い手となると収入が大きく
減じてしまうことで、その時の減じられた給与額が後々失業保険の給付額に影響を及ぼすと
いうことを知らずにいたので率直に損したと思う。
 その他の給付対象になった場合にも相当な割合で損してしまうこと。が、今はわかる。遅い
けど。特に休職・退職直前の三カ月から六カ月間(給付の種類で違っていた)は文句を言われ
ようとも、出来るだけ残業をすることで平均の給与額を向上?或いは太らせておくことが肝要
なのかも知れない。
 介護勤務で給与のトップラインを わざわざ下げるなどは愚の骨頂。どうせただ働きを二月
ほどして、介護を中途半端に捨て置くくらいだったら事業所にいる時間のぶんはつけておく
ぐらいのことをするべきであった。独り損だったと思う。
 私の場合。理想的な介護にどっぷり浸かると計画をして割り切っていれば、経済的に年間
おそらく600,000円は違っていたと思うがどうだろう。
 そして傷病休暇取得については、なんでも私傷病と公傷病の違いがあるようだが未詳なりに
記憶していることであれば、治療費などが自らの健康保険での負担になるのは私傷病のほうで
圧倒的にこちらのケースが多いようだ。受給していないので細則などは存じ上げない。
 只、治療費以外の生活に当てることができる手当金が一年半にわたり給与の60%を月ごと
に給付されるということである。介護鬱状態だったので診断書を取得すべきであった。
 メンタルクリニックは昨今予約も取れないようで、門前払いの可能性大である。そこで、
かかりつけ医があれば紹介してもらうか、その病院に精神科医がおり、併設の施設があれば
診断を受けて必要な書式を揃えたいものです。
 何もずる賢く立ち回ることを是としているのではない。実際介護に関わると何かと負担が
かかる割には、その果実は独り善がりともいえる満足感だけで、精神的にも肉体的にも更に
経済的にもそうでない立場とは比較にならないほど消耗し滅されてゆくのである。
 制度があり申請するのは自由で、それが制度内で認められ休暇と給付を受けられればそれに
超したことはない。
 今は思うだけでも噴飯物だが、経済的に最大限の補助を得て介護に専念できたはずである。

⭕傷病休暇の企業健保による給付18カ月間+介護休職の職業安定所の給付手当金で90日
 +介護給付金(企業内制度利用)給付期間24カ月間+失業保険給付180日で51カ月間
 (給付までの待機期間計約5カ月が別に生じる)程度は仕事から離れて肉親との時間をより
 良い形で過ごせた可能性があったなあと打算的な思いもある。
⭕但しその期間中内での在職にある月ごとに社会保険や雇用保険のほか諸々立替金が会社で
 発生するので給付のなかから返済することになる。休暇の最初と最後には請求実態を確認
 したい。一度に複数月の請求があると結構な負担でもある。

写真は今やわが家の暖房を担う家電二種。やっぱり火には適わない。