遺体については安置場所を得て式の実施においては赤口とか友引とかいう日取りの問題と
なったが翌日はどの忌むべき条件にあたらず、斎場は午後二時、お寺にも問題のない時刻と
なったため、愈々14:00に荼毘に付すことと定め、市役所に斎場の利用許可を得て式の
実施は確定できた。当然、行政上の手続きは必要で福祉課で死亡診断書の提出と利用料金の
払い込みが発生するが、09:00に市庁に訪れて用向きを伝えればスムーズにことは運び
火葬許可証(埋葬許可証)の発行となる。この書式はいずれ手許に戻るが墓地への埋葬時には
墓所の管理団体 等への提示が必要なので保管にご用心。
 葬儀社で11:00に仏事も始まり参列者もないことから滞りなく遺体の送致も終わる。
母の際には参列者から見送りの歳に様々な哀惜の行為により時間の調整が必要な場面もあった
が今回はそれも無い。喪主は2回目ながら今回は挨拶もないので粛粛と進む行事に安心して
身を委ねることができた。
 12:30には式次第は総て終わり斎場へ向かい約1時間待機し火葬のプロセスとなる。
その間特に肉親との会話で覚えていることはなく、起きているのがやや苦痛な時間を経て
焼き場の前に立つが、実際焼かれるまでには90分はかかり骨片を納めるまでには2時間強
はかかり葬儀社の車両で宿泊先に着いたのは17:00までかかったのである。
 当時は何も他に喫緊の事象もなくかかりきりで良かったため間際なくお骨を納めることが
できたわけで働きながら喪主もして仕切るなどは寿命を縮めるもとだなと感じたものである。
 時間的には既に朝・昼をとらなかった肉親にはきつかったようで自宅に骨壺を置いて夕食に
赴いたわけで、自身にとっては食事など向こう一週間でもなくて良かったような心持ちでは
あった。言ってみれば、ほっといてくれと。

⭕死亡診断書を取得したら火葬許可証を出来るだけ早くもらうようにしましょう。
⭕火葬のタイミングは参列者の有無など葬儀の内容と日取りに影響されるのですが、無理に
 親族への義理ばかりを考えず金額と時間的な事情を優先して下さい。行事にかかる費用を
 保険で保障されている場合を除き必ず持出になります。現今お金に不安のある層には見栄
 でなく実を求めても良いのではないかと心底思います。誰も出してくれませんよ。

写真は当日午餐に献杯した御酒。訪れた店で一番高価なものでお願いしました。