火災から4日目にしてやっと罹災証明の発行手続きにむかう。消防本部は自宅のある市の

中心部からやや外れてバスなら15分300円見当の場所にある。これまで行ったことのない

場所の一つで事前に連絡しておいたので直ぐに手続きに入ったのだが、火災事故調査の一環で

もあり火災保険の有無と使用目的に加えて、火災で被害に遭った物品の一覧とおおよその金額

についての文書化などで1時間強かかり手続きは終了。出火元にあたり発行手数料を徴収され

該当金額を2通分支払う(提出の際はコピーでよい処もあるが念のため)。当自治体は安価な

ほうで高いところは一通あたり3,000円も必要な場合があるとか。

 引き続き予防対策部門で警報器と初期消火・通報の状況について聴き取りがあり説明を行う

のだが既に十数回は同様のことを口にしているので時系列も重要な事項の優先順位も滞りなく

聴いてもらった。

 時刻は11:00を指した頃に市役所に到着し福祉課で『火災被害者への支援制度』全体に

ついてについて説明を受けたが見舞金;救援物資;税の減免;保険料の減免などについて担当

からご説明をうけたり、その場で手続きを行うものや窓口を移動するものと目まぐるしいもの

でも手順が決まっているのでスムーズに現在必要なことは終えることができた。

 気になっていた宿泊先の確保については施設の予約や費用について手伝えることはないが、

公的住宅を期限付きで賃貸できる制度があるので紹介してもらい物件のリスト中に良いものが

あれば連絡することで当日は辞去し病院へ向かった。

 

 父については酸素吸入量が増える一方肺や体全体に水が溜まり呼吸機能の低下と浮腫が進み

医師からは現段階で酸素量が最大になったことから治癒の見込みがなくなったので麻酔薬の

投与量を増加し緩和治療のフェーズへの移行許可の旨を聞き同意をする。一般的に心不全の

進行状況によるが来週半ばがその日になるという。そのまま肉親に報告し必要なら休暇も取得

してくれと伝えた。


写真は救援物資である。全て日本赤十字社の提供で特に役立ったのはバスタオルとスウェット

上下。赤いバッグの中身では携帯ラジオと懐中電灯でいずれも乾電池は付帯していた。あとは

軍手が十双あり有用だった。


⭕赤いバッグは緊急セット

 主な内容物はウェットティッシュ;軍手;コップ;プラスティックカトラリー;絆創膏;

 包帯;マスク;災害時のしおり;携帯ラジオ;懐中電灯等

⭕他に

 毛布;マット;スウェット上下

 当自治体での当時の配給物資なので地域差が当然あり内容は異なると考えます。


⭕面倒なことが続きますが先ずは罹災証明を受領し自治体の福祉窓口を早いうちに訪問

 すべきと考えます。身内で相談するよりシステマチックでどうしようかと惑うことが

 少なくなり、以後の行動に道筋をたてることができます。