一夜が明けた。
09:00から消防・警察の実況見分が行われる。
06:00には肉親から火災の状況と父の容態について電話での問い合わせがあった。
宿は実家から徒歩20分程度かかるがチェックインは02:00でうたた寝しながらの
連絡待ちで薄いけれども眠りこけるないまぜな感じだったため浮足だつ感覚が続く。
チェックアウトを07:00に済ませて筋肉痛の始まった脚をなだめながら寒さのなか
実家方向に。

時間もあったので途中で喫茶店らしい喫茶店に立ち寄った。が、聞こえてきたのは昨日の
火災についてである…。これはいたたまれない。
店の新聞にも掲載されていた。今では火元について個人名が記されることはないが、高齢者
が重傷で救急搬送され家屋は半焼となっていた。なかなか自宅の火災について新聞が語るの
を読むことはない。実況見分前に急に自分のなりと臭いが気になる。実は頭髪は熱風で焦げ
て前側は変色し所々こびりついて臭いは火災現場のそのもの。火元の人だなこれは。

現地到着。火災現場を示すテープが 割れ窓を覆うように派手に張られているなかで今夜の
心配を朝っぱらからしないといけない。ご近所に騒動に対して謝罪をしないといけないし。
宿泊サイトで先の宿泊施設を探す。一週間になるか二週間になるか、そんな楽観できる情況
ではなかったが、週末が高いので躊躇したが5日間本日分から予約を入れた。
週末は2倍していたが〆て60000円。安いところはないのかと一抹の不安。

写真はその時予約した部屋。この状況でなければ楽しい宿泊だったはず。