私は人なんて馬鹿なやつばっかりだと思ってた


だけどまんざらでもないみたい


お兄ちゃん以外の人でも 楽しいかも



―――――料理―――――



とりあえず ベット二つ分はマッキーにやらせたしぃ。。


私はこれからどうしよう??



「ねぇねぇマッキー」


「私が忙しい」



マッキーはベットを持ってるのに涼しそうで軽々と運んでる



「ムゥ。。私はなにすればいい??」


「・・・・」



自分で考えろって言う顔をして私も見る



「考えられないから聞いてるの!!」



自分で認めたくないけど・・



「・・・食事作って」


「アイアイサー!!」



食事つくりなら得意♪♪



「問題は・・・」



食料があるかないか




バンッ




いきおいよく冷蔵庫のドアを開ける



「おお~!!」



ないどころかぎっしり


しかも肉もいろいろある



「ねぇねぇ!食べ物のリクエストあるー!?」



マッキーに聞こえるように大声で言う



「煩い」



即答で返された



「・・・ペペロンチーノ」



何故に!?


しかもピンポイント!!



「了解!」



まぁいいや


ってリリアはどこ??


まぁいっか



「~♪」



そう言えばお兄ちゃん以外の為に作る料理って始めてかも


なんか不思議な気分


でも いつもと違って楽しいかな




ガタンッ




きっとマッキーが一つ目のベッドを運び終わったんだろう。。


とか思いながら私はペペロンチーノ3人分を作る


けっこう・・・大変;




ザバァァァ....



大量なプロントを入れる


大量だからこれも結構大変


焦げないように箸で少しずつ沈めていく


この作業は好き


なんか人みたいで


ところでリリアどこに行ったんだろ?


まぁいっか




カチャッ



「・・・・」



無言でマッキーはリビングに入ってくる


なんか言って入ってきてもいいじゃんって思う



「ねぇ リリア知らないー??」


「知らない」



はい 即答ー


自分から話すとけっこう話すくせに。。



「熱....」



鍋からパスタを出そうとするけど なかなか熱くて無理


てか無理 熱いって。。



「私やるよ。。」



そう言ってマッキーは私の代わりにパスタを出してる


そこらへんは年上ね


マッキーが出し終わって私が具を炒め始める


良い音がして 料理してるって感じ



「ぁ・・・・」


「槙さん・・・これ・・手伝ってください;」



向こうでリリアが現れた


箱を何段も山積みにされたものを持ってる


今にも落ちそう



「何これ?」



マッキーが箱を下ろす



「えっと・・見学してたら箱があって。。服とかバッグとか色々入ってました。。」


「へぇ。。」


「できたよー」



そんなこんなで皆そろってペペロンチーノ



「「「いただきます」」」



まずリリアが一口



「美味しい♪」



それからマッキーが一口



「食べれる」



食べれるって・・・ひど。。


でも 人のために作るっていいね。。


―――――――――――――――――――――――――

つまらない世界


ずっと思ってた


だけど 今はすこし違う気がする



―――――日常―――――



「本当に広いね。。」


「だねぇ」


「ですね♪」



色んな部屋がある


家具や家電品 全部がそろってある



「とりあえずは個々でくらせそうだね・・・」


「ちゃんと部屋も沢山あるし♪」


「じゃあ・・・それぞれの部屋を決めましょう♪」



「「「私はここ」」」


「「「え?」」」



(((かぶった!!)))



「私は絶対にここ」



ここが一番静かそうだし。。



「私がここに住む!!」



一番広いから絶対ここ!!



「私・・・ここがいいです。。」



窓もあって見晴らしよさそうだし。。



(((だめだ。。)))



「じゃあ・・・・」


「3人で」


「ここにしますか・・・??」



ちょっとした共通点 考えてることが同じ



「「・・・」」



二人の視線が私に集まる


私がベットを運べってか?


歳が一番上だからって。。



「ハイハイ....分かりました。。」



ひらひらと手を動かして返事する


そうしないと厄介だろうな。。



―――――――――――――――――――――――――


「暇」


「暇だねぇ」


「暇ですね・・・」



私たちは何もすることがなく


空の無い空を見ていた



―――――偶然は必然――――



「せめて家くらいあってもよくない??」


「でもないでしょ」


「私は食料があれば。。」



性格の違う3人


意見を少し食い違う


けど目的は同じだ



「家よ出て来い的なこと言ったら出てきたりしないのかな!?」


「ありえないだろ。。」


「それはちょっと・・・;」




「「「家よ出て来―――――い」」」




(((言ってしまった・・そしてハモった!!////)))




ズズズズズズズ......




「きゃぁ!?」


「地震??」


「何これ!?」




ズドンッ....




「「「・・・・」」」



私たちは唖然をした


それもそうだ


目の前には


立派な家が建っていたからだ



「何これすっごぉー!!」


「立派なお家ですねぇ。。」


「その前にあれで出てきたことを疑問に思ったら??」


「「全然」」


「そっか。。ひとまず入るぞ。。」


「「はい!」」



二人は同時に敬礼した


こう見ると可愛い気もする。。




ガチャッ




「うゎぁ~」


「広いな。。」


「洋風ですね♪」


「おじゃましま~す」



いやいや ここが私たちの家だから



「おお~」


「リリアも家 見学してきたら?」


「ぁ はい♪」



私も見学するか。。


―――――――――――――――――――――――――